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「浪漫工房」の活動 (47)

さて9月も半ばになりまして、今月29日(日曜)に開催を予定されている第9回
スケールモデラーズフェスティバルまで2週間足らずとなりました。


で、その日に新発売を予定している1/144巡航戦車Mk.IVですが、何とか
9月上旬の2週間でシリコン型の完成までもって行けまして、レジン樹脂を
幾つか流してみる所までも行けました。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto04

1枚目の写真はまず原型まで出来た所です。これに主砲と主砲同軸機銃部品
が別部品となります。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto05

2枚目の写真は今までの製品と同じようにMr.型取りブロックで枠を作り、
粘土を敷いて原型とランナー代わりのプラ棒を埋めた所です。
粘土に埋めただけでなく、ランナーと部品の継ぎ目の隙間もパテ等でなる
だけ塞いでおきます。
また、今回の製品からシリコン型も圧力鍋改造の加圧脱泡機で脱泡した型に
しようと思い、圧力鍋に入るように枠の四隅を削っています。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto06

3枚目の写真はそうして圧力鍋に入れた所です。ほぼピッタリ入ってます。

 

次にボークスの半透明シリコンを部品がギリギリ埋まる位、重量にして100g
程度、まずこの片面に流します。最初から片面全部が埋まる量を流さない
のは、その程度の方が気泡も抜けやすいだろう、という考えからです。
そして鍋に蓋をして、前回の製品のレジン注型時にしたように、フット
ポンプで加圧し、脱泡します。今回は、半透明シリコンの特性からして
レジン注型時ほどは加圧する必要はないだろうと判断し、20回程度と
やや少なめにフットポンプを押して脱泡しました。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto07

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto08

4枚目の写真はそのシリコンが硬化した後のもので、予想通り気泡跡は皆無
となりました。その後再度シリコンを、今度は170g程度流し、シリコン型の
片面を完成させます。5枚目の写真がそれで、同じように脱泡したので
やはり気泡跡はありません。ただ、表面は、脱泡しなかったものより余計に
細かい凸凹が多く、波を打ったようになるようです。これは恐らくシリコン
の中で発生した泡が加圧によって表面に上がり、そこで弾けるものが多く、
その最中に硬化していったからだと思いますが、大きく歪んだりしている
訳ではないので問題無いと思います。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto09

そして圧力鍋から出してひっくり返し、粘土を慎重に剥がします。6枚目の
写真です。この写真ではまだ細かい粘土が残ってますので慎重に取って
ゆきます。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto11

その後、片面に離型剤を塗って同じように半透明シリコンを2回に分けて
流し、脱泡して硬化させます。7枚目の写真がそうして硬化させて圧力鍋から
出し、枠を外した状態です。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto12

そして両側に分けて、中身を出します。8枚目の写真がそれで、予定通り
気泡跡も無く、綺麗な型が出来てます。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto13

その後再度型を合わせて直径0.9ミリの針金で縛り圧力鍋改造の加圧式脱泡
機に入れてレジンを注型し、加圧脱泡して硬化させます。9枚目の写真が
硬化直後、圧力鍋の蓋を開けて撮影したものです。レジンには前回の製品に
使用したものと同じ3分硬化型の物を使っています。

なお圧力鍋の中の段ボール製クランプも前回の製品で使ったものを基本的に
再利用し、今回のシリコン型の厚みに合わせて追加分も入れています。

 

そして型を外して中身を出して大成功…と思ったら、注型口から一番遠い、

肝心の車体部品の後方1/4程度、にレジンが回っていません。10枚目の
写真です。

cruiserMkIVGenkeiPhoto14

 

この原因は何かと考えたのですが、まず車体部品への湯口が小さすぎて、
レジン樹脂が回りきる前に硬化してしまったという事が考えられました。
そこで車体部品への湯口を出来る限り大きくします。といっても写真では
分からない程度です。
2番目に注型口に近い部品の空気抜けのランナー部が量的に多過ぎて、この
方に樹脂がより勢いよく回ってしまい、車体部品の後方まで樹脂がいき
きらなかった、という事も考えられましたので注型口に近い方の空気抜け
ランナー部は2本ほど、プラ棒で塞ぐことにしました。

 

更に樹脂がより勢いよく流れるよう、注型口から樹脂を流した直後にブロ
ワーを使って空気を吹き付けて樹脂を押さえるようにしました。この
ブロワーは小型の掃除機と兼用のもので、掃除機の後ろ側の排気口に専用の
管を取り付けてブロワーとして使えるもので、色々便利です。

 

cruiserMkIVGenkeiPhoto15

それでやってみてシリコン型を外したら、若干ランナーの外側にはみ出る
ようにバリが多く出来たものの、うまく車体部品にも樹脂が回って、注型
成功した硬化物が出来ました。11枚目の写真です。これならバリを取れば
そのまま製品に出せますので、次以降もこの調子で、いや、バリがもっと
出ない感じになって、よりうまく注型出来て欲しい所です。

 

尚、どうもブロワーから空気を吹き付けなくてもうまくいくみたいなので、
そうして製品を生産するようにしました。と、かなり長くなりましたので
続きは次回で書かせて頂きたいと思います。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作

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    1/87 ダッジWC52トラック (10)

    さてモデフェスまであと一ヶ月を切って、新製品の巡航戦車の開発をもっと
    進めなくてはいけない所ですが、現実逃避的にROCO1/87・ダッジWC52トラ
    ックを早く仕上げたくなったので、一気にデカール貼りと仕上げをして
    しまいましたので今回はそれに関してです。今回で10回目です。

     

    第9回の写真と違う所は、左舷にバックミラーを真鍮線とプラ板で作って
    付けた事、全体にマーキングを施し、下半分を中心にパステルのバフで
    汚し塗装を軽く行った事です。

     

    dodgeWc5232

    1枚目は左舷斜め上からのカットです。背景を城に近いグレーの色模造紙を
    置き、照明の位置を前の上の方にしてホワイトバランスを上げただけで
    今までと違った印象になりますね。

     

    マーキングはなるだけ旧マックスの1/35の箱画と同じようにしたかったの
    ですがどうしても数字と大きさが合っているものが見当たらず、数字の
    大きさによる全体の印象を優先して選んで付けました。なので多分、考証的
    には結構インチキな気がします。

    なにせ元がROCO1/87なので専用のデカールが無い、という事が問題です。

     

    dodgeWc5233

    2枚目は左舷斜め前からのカットで、MAX1/35の箱画に近い角度からのもの
    です。まあ、ものが1/87なのであれと同じ感じに撮影するのは難しいです
    ね。この角度から撮影するとヘッドライトを塗り忘れたのに気づきました。
    まあ後でアルミテープでも貼っておきます。

     

    dodgeWc5234

     

    dodgeWc5235

    3枚目と4枚目は左右斜め後ろから。荷台にチラリと映るのはジェリ缶です。

     

    dodgeWc5236

    5枚目は右舷斜め前から。各デカールですが、エンジンカバー上部の星は
    エッシー1/72のM3スカウトカーのもので、その両側面の数字はドイツレベル
    1/76モーリスC8の、バンパーの数字と記号はアカデミー1/72のM3A1ハーフ
    トラックのもの、前部右のブリッジクラス表示の丸マークは何だか不明の
    黄色部の大きかったものを丸く切り出し、数字はマッチボックス1/76のM7
    プリーストからと、ミニスケデカールの質の良いものをこれでもかとスク
    ラッチ&ビルドしたのです。どれも透明部のシルバリングも少ない良質
    デカールなのが良かったです。

     

    更に荷台の両側面の星ですが、個人ガレージキットメーカーの漣工房さんが
    以前、1/144の各国デカールをアルプスのプリンタを使って作ったものを
    発売されていたのでそれを使いました。これも予想以上にキチンと白が
    発色良く印刷されていて良かったです。

     

    という事で汚し塗装がイマイチ少ないような気もしますが、それはまあ
    モデフェス前にもう少し余裕が出来てからで。これはこれで完成とします。

     

    (この項終わり)

     

    JUGEMテーマ:プラモデル

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      「浪漫工房」の活動 (46)

      さて8月も最後の週となりまして、浪漫工房の今後の予定ですが、直近の
      ものとしては来月9月29日(日曜)に開催を予定されている第9回スケール
      モデラーズフェスティバルにディーラーとして参加させて頂く予定が
      あります。

       

      で、それに合わせて新製品を発売させて頂く予定です。それは「1/144
      巡航戦車Mk.IV」です。


      直近の製品が「巡航戦車Mk.III」だったので、基本的に砲塔を新作する
      以外はそのMk.IIIの部品をそのまま原型として流用できるので開発期間が
      短くできる、という思いもありこれにしました。

       

      ただ、やってみると色々Mk.IIIの原型を改修したくなって、結構時間が
      かかってます。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto01

      現状、1枚目の写真の感じで、ほぼ出来ているようにも見えますが、まだ
      細部が色々ありますね。さて9月29日までに製品化できますかどうか…。
      車体本体と左右動輪、履帯部はMk.IIIと同じ原型ですが、Mk.IIIの時は
      別部品にしていた後方の箱型ライトガードを一体化したり、動輪・履帯
      部品の下の方は最初から刳り貫いた状態にしたりしてます。

       

      1枚目の写真の右に映っているのは、最近使い始めたケガキ針代わりのディ
      バイダ―の片方の先の方です。このディバイダ―ですがそのままだとケガキ
      針、スジボリ用の針として使うのは使い辛いので1本づつに分解してます。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto02

      2枚目の写真はそれを分解した状態です。このディバイダ―はドラボーイと
      いう商品名で、世界堂で約450円程度とコスパの良いものでした。
      プラモのスジボリにも使えるケガキ針は専用の物も各メーカーから発売
      されてますが、先が細くても1/72飛行機に使う事が前提なのか、1/144以下
      のものを考慮した場合、やや太目で、価格もやや高価です。
      まだ使い始めて日が浅いので、先がどの程度耐久性があるかはっきりしま
      せんが、使ってみた感じでは結構固い感じでそれなりに長持ちしそうで、
      細めのケガキ針、スジボリ用針としては使える感じです。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto03

      3枚目の写真は今まで使っていた細手のケガキ針。安手のピンバイスの
      ホルダー(メーカー名は忘れてしまいました)に、裁縫用の針を入れている
      ものです。これは細いのは良いですが、硬度が低く、プラにケガくには
      やや弱めで、ごく浅くしか彫れないのが欠点でした。まあ今後は補助用と
      なると思います。色が黒く映っているのは焼きなましているからです。

       

      (続く)

       

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