水木しげる生誕100周年記念展示「水木しげるが見た光景」
先日、東京調布市の「文化会館 たづくり」の1階展示室で漫画家の故・水木
しげる先生の生誕100周年記念展示で「水木しげるが見た光景」という展示
会をやっておりました。これが先月の30日まででしたので最終日にギリギリ
行けました。今回はそのレポです。なお、正式名称は『水木しげる生誕100
周年記念・調布市平和祈念展 「水木しげるが見た光景」』です。
今回の展示は最奥で上映している水木先生の歴史を簡単に纏めた映像以外は
撮影OKという事でした。ただ、平日の夕方、所用の合間を縫って見学したの
で、全ての展示の撮影までは出来ませんでした。
1枚目の写真はこの展示会のポスターです。入口から少々離れた所のもので
す。
2枚目のは入口の外の右側からです。
3枚目のは入口の外の左側です。水木先生の等身大(?)写真を入れたパネルが
立てられてました。
4枚目のは入ってすぐ左側です。なお、通路の正面に水木先生の、戦争に関
する言葉を垂れ幕の中に大きな字にする形の展示が印象的だったのですが、
今回は他の閲覧の方も映りこみそうだったので撮りませんでした。まあ
映っても後でPCで修正すれば良いのですが、面倒なのでなるだけ最初から
映らないで済むような所を狙って撮影しました。
5枚目のは調布市の図書館だよりの表紙を水木先生が書かれていたのでその
パネルです。
6枚目のは中央にあった展示で、水木先生の鬼太郎の原画と作画に使われた
道具です。ペン先はGペンだったそうです。また一部のベタをマジック
(油性ペン)を使われて描かれていたようです。
7枚目のは水木先生と調布市とのつながりの解説展示です。
8枚目のは戦記漫画に関する解説のパネルです。この中央に書かれている事、
今でもありそうな事です。ただ、水木先生が貸本漫画時代に書かれた
戦記漫画はここの下の方に書かれているようにイケイケの勇ましさ主体の
ものではなく、戦争について色々考えさせられる内容のものでした。
この戦記漫画コーナーに先生の一部の戦記漫画もパネルにされて展示され
てました。9枚目の写真は「壮絶!!特攻」の一部です。このパネルの
左の髭のある人物が主人公ですが、どうも俳優の三船敏郎氏が外見のモデ
ルのような感じがします。1953年の映画「太平洋の鷲」で三船氏は友永大尉
役でしたが、その時の感じに似てると思います。
10枚目のは『戦艦「比叡」の悲劇』という作品の一部の展示です。こう
いうの見ると全編読みたくなりますね。私が生まれた頃の作品ですが、
近年の戦争物というかバトルもの、の方が表現が誇張しすぎで派手すぎで、
このくらいの方が合ってるな、などど思ってしまいますが、私も歳を
取ったという事でしょうか。まあ、漫画と言っても色々あって、「バトル
もの」は映画で言うとアクションもので、エンタメに特化しているので
表現が派手なのは当たり前と言いますかそれが目的の一部のような所もある
ものなのでそれはそれで割り切って見るしかないのでしょうが…。
11枚目のは有名な「総員玉砕せよ!」の一部の展示です。
12枚目のは「地獄と天国」の一部の展示です。内容はパネルにある通りで
す。
13枚目のは「ゲゲゲの鬼太郎」の「おばけナイター」の一部の展示ですが
これは原画が展示されてました。
他に「悪魔くん」も一部の原画が展示されてました。また、2年前に話題に
なった、水木先生の描かれた妖怪アマビエの画もかなり大きなパネルに
されて展示されておりました。私が撮影してここに載せた以外の展示の写真
は他の、この展示会に閲覧に来られた方がブログに上げられたりしていらっ
しゃるので検索されて見られると良いと思います。
また、前述しましたが最奥の方では水木先生の一生を数十分に纏めた映像が
映像がほどほどの大きさのスクリーンにデジタル上映されておりました。
これが結構うまく纏まっており、色々考えさせるものがありました。
なお、来年1月には同じ建物(たづくり)の2階で「マンガ家・つげ義春と調
布」展の開催が予定されているようです。私はつげ先生の作品も大好きです
のでこれも見に行きたいと思っております。
(この項終わり)
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- 2022.12.02 Friday
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- by コウ中村