calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

categories

archives

1/144〜1/72スケールの車輌等のコレクションケース

今回はタイトル通り、各スケールの「モノ」そのもの中身では無くて、
それらを入れるコレクションケースの自作(改造)についてです。

 

今まで、ミニスケールや1/350〜1/700の小艦艇の記事の中で時々、それらを
入れるコレクションケースについて書いてきました。

 

それらはWAVEのショーケースだったり、100円ショップで購入した全透明の
小物入れを改修したものだったと思います。


大きさとしてはこれらでも良いのですが、これらは完成品を入れておくには
良いのですが、製作中のもので、全体形が出来てきたものを入れておくには
透明な蓋を上にいちいち開けねばならず、これがかったるい、という気が
してきました。しかも、以前100円ショップで発売されていた、透明ケース
の、100円(税別)で2個入りの最小のケースは最近はショップで見かけま
せん。

 

case20191222_01

で、前面から取り出しのし易いケースは他に無いか、と捜して見つけたのが
この、やはり100円ショップで購入した「ウッド収納仕切りボックス」だっ
たのです。1枚目の写真です。

 

これは幅10cm×高さ14.2cm×奥行6.2cmで、仕切り板が3枚付いているもの
です。これをそのまま4段のケースとして使っても良いのですが、個人的
には何となく高さがありすぎで、1段ずつか、せめて2段づつに分かれていて
欲しい感じがしました。

 

で、これをそれぞれの仕切り板の位置で切ってやり、とりあえず2段と1段の
ものを1個ずつ作りました。

 

case20191222_02

2枚目の写真はまず2段に切ったものです。仕切り板の関係でもう片方は最下
の1枚が無い状態のものになります。

 

それではあまり格好も良くないし、1段のものも欲しいという事で、これを
更に仕切り板の位置で切ってやります。なお切断にはレザーソウを使って
います。プラモやプラ板用のものですが、このケースは薄い合板なので
これを使うのが切り屑も少なめて、全部切るのに少々時間はかかりますが
非常に良いです。

 

case20191222_03

3枚目の写真はそうやって切って1段にしたものです。1段分の高さは開口部
で3.5cmほどになります。これで一応、1個から3段分を切り出しましたが、
残りの1段分も、無駄にしたくなければ薄手の木の板かプラ板で天板を作っ
て、利用する事になります。今回はまあ、そこまでケチケチする事もなか
ろうという事でやらない事にします。

 

case20191222_04

4枚目の写真は以前作った1/144の巡航戦車Mk.IIIとIVを一輌ずつ、2段に
したケースに入れてみたものです。こうして見ると1段に1輌だとやや
間延びしますが、頻繁に取り出したりする事を考えた場合、このくらいで
ちょうど良いと思います。

 

なお、1/144の飛行機(二次戦中の単発機くらいのもの)も入りそうですが、
若干はみ出す感じです。翼を折りたたんだものだと入ると思いますが、
入れた場合、空母の格納庫みたいな感じになると思います。


展開状態の物も全部入れたい、という場合は、もう一つこのボックスを
購入して、前後で接着して奥行きを切って調整する、という形になると
思います。

 

(この項終わり)

 

JUGEMテーマ:模型製作





訃報:十川俊一郎さん

数日前、プロモデラーの十川俊一郎さんの訃報が入った。
十川さんは、AFV模型、アニメモデル・ディオラマ関係に少しでも興味ある
方なら知らない人はいないであろうと言っても良いくらいのベテランの
プロモデラーの方。

 

私と同年代くらいの方は1970年代中半から模型サークル「カンプグルッペ
ジーベン(KG7)」のメインメンバーとしてタミヤ系の広報誌、模型雑誌の
作例記事などで活躍され、近年でも新紀元社の「スケールモデルファン」
という模型雑誌で懐かし系プラモの製作記事を書かれていたようだ。

 

昨年末の東京AFVの会では体調不良という事で欠席されていたが、それまで
毎年、東京AFVの会で他のメンバーの方達と共に運営、司会をされていた。
その上毎回凄い作品も出品されていた。それらがどれも模型誌の作例とは
また別に作られたものだったと記憶している。それらの一部は東京AFVの
会のホームページで見る事が出来る。

 

私は2000年の前後の数年間、ツインスターメーリングリストという会に
入っていて、十川さんも入られていて、そのオフ会で戦争映画関係の
話をして、私は「肉弾戦車隊(The Tanks are Coming:1959年公開アメリカ
作品)」という映画のビデオを貸して頂いた記憶がある。現在ではこの
映画はDVDで日本語字幕付きで見れるが、当時は日本版ビデオもなく、テレビ
放映もそうとう昔にやったっきりでなかなか見れないもので、そのビデオは
字幕無しのアメリカのものでも貴重だった。それを貸して下さったのである。

私なんぞは場末のいちモデラーに過ぎなかったのだが、本当に気さくな
方だった。

 

その後、10年くらいしてまた私が東京AFVの会に見学(笑)に行くようになっ
てからも作品の質問などに関して気さくに答えて下さった。

 

もっと昔の話をすれば、私はごく初期のAFVの会、第3回の際に高校の頃、
初めて行っているのだが(その後はかなり長い間行かなかったような覚えが
ある)、その時初めてお会いしてお話をさせて頂いているのだが、その時も
凄く気さくにお話をさせていただいたような覚えがある(内容は全く失念して
しまった)。その時点で既に高名なモデラーの方だったのだが本当に気さくな
方だった。

 

折角なので押入れをちょっと探って十川さんがご活躍を始められてから1980
年代くらいまでの頃の雑誌等の写真を撮ってみた。

zasshitou01

 

左上から一冊目は1981年10月発行ホビージャパン別冊のS・ペイン氏の「ディ
オラマの作り方」の日本語訳版。この訳を十川さんは呉光雄さん、熊谷徹
さんと共にやられていたのだ。

 

二冊目は時期は大分飛んで1989年9月発行のカンプ・イン・アクションの
15号。かなりの量の記事を十川さんが書かれている。珍しいのは十川さんも
記事の中でイラストも描かれている事。この頃も模型誌の記事も書かれて
おられたと思うのだが、この同人誌にも精力的に書かれていたのだ。
十川さんは図面も書かれている。

 

3冊目はタミヤニュース1976年6月号だが、この号は直接十川さんの作品とか
記事が書かれている訳ではないのだが、「第1回AFVモデラーの集まり」と
いう記事があり、それを呉光雄さんが書かれており、その参加メンバーの
中に十川さんや熊谷さんなど、当時のKG7のメンバーの名がある。
これが多分、第1回の東京AFVの会なのであろう。
近年、東京AFVの会は「第何回」という言い方をしなくなっているが、多分
最初の方はこういう違う名称だったから、というのも理由ではないかと思わ
れる。残念ながら第何回から「AFVの会」という名称になったかは今の所、
分からない。

 

4冊目はHJ誌1978年3月号で、この号は「グレードアップモデリング」という
特集で、既に活躍されている高名なモデラー何名かの工具、机回りを写真で
紹介しているが、その中に「KG7」の一員として紹介された十川さんの名前も
ある。

 

残念ながら十川さんの作例記事第一作の載った号というのは見つからなかっ
た。しかし、1970年代の半ば頃から活躍された方で、アクリル絵の具が
プラモに塗れるとか、そういった事も私は十川さんから教わった。

 

近年はご闘病をされていたという事だが、AFVの会ではお話をされる際は
そんな所は一切感じさせなかった。

 

とにかく、残念でならない。
謹んでご冥福をお祈りさせて頂きたいと思います。

 

JUGEMテーマ:プラモデル





模型的現状について

最近、当ブログの模型関係の記事のUPが遅れ気味の感じですが、現在連載中の
ラットパトロールJeepと女性民間人フィギュアの他に、かなりの時間を割いて
製作中のものがあるのですが、事情があって、ある程度までいかないとブロ

グにUPできません。まあ、できませんとまで言ってしまうと大げさなのです

が、少々急ぎで作成しているために途中写真を撮ってそれをWEB用にトリミン

グしたり文章を付けたり、という時間が取りにくい的な状況な訳です。

 

その影響で、ラットパトロールJeepなんかの進捗も遅れています。

 

…まあ、もう少し期間が経ったら他の物もココかホムペの方に載せるなり、
させて頂きます。jeep等の方も進めます。もう少々お待ちください。

 

ではでは。







| 1/3PAGES | >>