海外TVシリーズ:ストーリー・オブ・フィルム

先月からであるが、衛星放送チャンネルの「ザ・シネマHD」で、
映画の歴史を辿ったイギリスのTVシリーズ「ストーリー・オブ・フィ
ルム」の放映が始まった。リピート放送もなされており、6月19日には
第一回放映分のリピート放送がなされる。
↓ザ・シネマの第一回ページ
https://www.thecinema.jp/detail/index.php?cinema_id=03679

 

映画の歴史は長いが、全部で15回あるので、一回分に結構細かく映画歴史
情報が入っていると思われる。

 

単に映画が好き、というだけでなく、古典的な映画、映画手法の歴史と
いった部分に特に興味がある、という人向けの番組だ。

 

ただ映画の歴史を解説した番組は古今東西多くあり、「またか」と思われる
人も多いかもしれない。

 

しかしこの番組はかなり新しめ、という事もあって、少し見てみたが結構
切り口も工夫がなされているようであった。

 

例えば、ハリウッドの映画創成期の一番の売れっ子脚本家は女性だった、
など、「へえー」と思わせる話も登場する。

 

しかし、少々疑問符が付く所があった。それはジョルジュ・メリエスの
有名な「月世界旅行」(1902年作)の映像が、何故か1898年作の「天文学者の
夢」の映像として流れた所だ。確かに内容的に似てる部分はあるが、月の
顔の右目に砲弾型ロケットが突き刺さるシーンは「月世界旅行」の1シーン
として非常に有名なので何で間違えたのか不明。原題もそれぞれ違うもの
だし、番組の日本語字幕が間違っていた訳ではなくオリジナルで間違って
いるようだ。

 

まあそれはともかく、全般的には「復習」が出来るのが良い。

 

一回が1時間半枠で正味62分ほどで全部で15回なので、じっくり見たい人
向けだ。

 

JUGEMテーマ:映画

0




    ミッキーマウス映画「Plane Crazy」

    先日、初期のミッキーマウス映画の「蒸気船ウィリー」について書かせて
    頂きましたが、その流れで今回は公開前を含めれば初めてミッキーマウスが
    登場したと言われるディズニーの初期アニメ映画「Plane Crazy」を含めて、
    初期ミッキーマウスについて書かせて頂きたいと思います。

     

    これもディズニーが正式にYoutubeに上げているようです▼。

     

    そして、製作順では2番目になる「The Gallopin' Gaucho」。
    ディズニーご本家ではありませんが、アメリカの専門チャンネルみたいな
    所?が上げてます▼。一応ディズニーに許可済みのものと判断します。

     

    「Plane Crazy」から「蒸気船ウィリー」までの3作を見比べてみると、
    ミッキーマウスの顔のキャラクターデザインが段々、微妙に変わっていって
    いる事に気が付きます。(靴は「The Gallopin' Gaucho」から履きました)

     

    「Plane Crazy」のミッキー▼。模写byコウ中村
    (ミッキーの版権、肖像権はディズニーにありますが、研究用の模写なので
    OKだと思います。)

    mickey0101

     

    しかし、「The Gallopin' Gaucho」の中間くらいから、あるべき白目の下の
    方と、口の膨らみ部分との境の線が無くなってゆきます。
    「蒸気船ウィリー」では、ほぼ全部コレ。

     

    「The Gallopin' Gaucho」の途中からのミッキー▼。模写byコウ中村

    mickey0201

    …で、これらは白黒なので白目の部分であろうが顔の表面の部分であろうが
    「白」という分けになるのでセルに色塗りする人にも問題ないですが、これ
    がカラーになってくると問題になりそうです。

     

    尤も、動画サイトに上がっている映像を見ると、最初のうちはカラーに
    なってもミッキーの目の下、口のまわりの部分は白で塗られていたように
    見えます。ただ、これらの映像は最初白黒だったものを後年、着色した
    可能性もあって、オリジナルでそういうのがあったかどうかはっきりし
    ません。

     

    しかし、公開年が後になるほど、目の下と口の周りが肌色のような色に
    なっているものが多いようです。そうなると、黒目以外は目にみえず、
    妙に違和感を感じます。その後ミッキーの目は小さな白目に更に小さな黒目
    が付く、といった形になりました。有名な長編「ファンタジア」に登場する
    ミッキーのデザインはこれで、その後ずっと続いてます。

     

    ミッキーの顔のデザインはこの色付きになるような所から「白目が小さく
    なった」と言われてきたようですが、確かに第一作からは白目は小さくなり
    ましたが、第二作の途中から白目が無くなっているとも取れて、そうすると
    逆に白目が小さいながら、出来た、という事になります。

     

    しかし、作画のアブ・アイワークスはどうして同じ作品の途中からデザイン
    を変えたのか…。作品を観ていると線が無くなってからの方が動きも軽快に
    なっているようにも見えますが、気のせいか…。

     

    なお、初期(の2番目の)デザインのミッキーが好きというファンも結構以前か
    ら多かったらしく、ミッキーの一部のグッズ等、一部で使われてきたよう
    です。現在例えばtwitterのディズニー公式のアイコンはこれですし、ネット
    で配信されている「ミッキー&フレンズ」のサイトの短編アニメは旧デザイ
    ンが元になっているようです。
    「ミッキー&フレンズ」公式▼。

    http://www.disney.co.jp/fc/mickey-friends.html

     

    …ん?「フレンズ」?最近流行している日本のTVアニメのタイトルが似てる
    ような…ひょっとしてコレの影響?…まさかね^^;。

     

    ただ、現在の旧デザインは黒目の真ん中に鋭角三角の切れ目(多分、光の反射
    を表現)があります。これはオリジナルでいつからあるのか…。

     

    この探求はまたの機会にしたいと思います。
    他に、ガーランドの師団マークやガルガニコ中尉の個人マークなど、ドイツ
    空軍の使ったミッキーマウスのマーク、オリジナルと比べて妙に違います。
    しかも違い方にクセがあって、全体的に目が小さいです。
    これは何故なのか。以前は、ミッキーマウスにはバチもんのフィルムも出回
    った、とか聞いたのでそっちを参考にしたからかな?と思っていたのです
    が、そもそもヒットラーまで好んだミッキー、かれらがバチもんミッキーの
    フィルムを観ていたとも思えません。また、画の参考にするならポスター
    等になると思うのですが、それが変わったデザインというのも不思議です。

     

    このように初期ミッキーの探求点はまだまだ色々あるのでした。。。

     

    まあその辺はともかく「Plane Crazy」のかなり変わった単葉機も模型化
    してみたいと思うのであった…。もちろん初期ミッキーのフィギュアととも
    に…。

     

    ではでは。
    (続く?)

     

    JUGEMテーマ:漫画/アニメ

    0




      ミッキーマウス映画「蒸気船ウィリー」

      突然ですが、ディズニーのミッキーマウス、それもごく初期のミッキーマウ
      ス映画について書かせて頂きます。

       

      急にこれを書こうと思ったのは、TVでディズニーのアート展が東京で開催さ
      れる、というNEWSを見て、その中で「蒸気船ウィリー」の原画も展示される
      と聞き、改めてネットで「蒸気船ウィリー」(公開された映画の中では最初に
      ミッキーマウスが登場する)を調べて、色々思い出した所があったからです。

       

      私が「蒸気船ウィリー」を初めて見たのは、30数年前の大学時代、ごく一部
      分ですがやはりTVで、ディズニーアニメの歴史についてざっくり紹介する
      番組で、でした。子供の頃から馴染みのあったカラー版のミッキーマウス
      よりよっぽどカワイイので一発で好きになってしまいました♪。

       

      その後京橋のフィルムセンターだったか「アニドウ」の上映会だったかで、
      フルを見た覚えがあります。東京ディズニーランドに初めて行った時も、
      これを上映している館(名前失念)があって、そこで観た覚えもあります。
      その後他の作品と一緒にされたビデオやDVDも発売されました。

       

      現在はディズニーが公式にyouTubeに映像を上げてます。
      便利な時代になりました▼。

       

      一言で言って「初期ミッキー、超カワイイ!!」という感想なのですが、初め
      て見た時から妙に気になっている事がありました。

       

      それは、この映画の音楽です。特に、最初の方でミッキーが口笛にもしてる
      曲です。幾つか文献を読んでみてもはっきり書いてありません。あっても、
      現在のwikipedia(日本語版)の「蒸気船ウィリー」に載っているように「オ
      クラホマミキサーが使われた」くらいの解説しかありません。

       

      yahoo知恵袋でも、この質問に対するNo.1の答えが「わらの中の七面鳥」と
      言う曲、というもの。これは画面を良く見ていれば3分40秒目くらいの所
      で、山羊が食べようとする楽譜の表紙に「Turkey in the straw」と書いて
      あるので分かります。

       

      …と書くとややこしいのですが、ようは「わらの中の七面鳥」という曲は
      実質的に「オクラホマミキサー」と同じ曲なのです。(厳密には違うので
      すが、これの解説がまたややこしいので割愛させて頂きます。)

       

      この曲は日本ではフォークダンスに良く使われるので、小学校の体育の授業
      などでも聞いて覚えておられる方も多いと思います。

      「Turkey in the straw」▼ (bloodboiler666さんUP 。)

       

      …しかし、ミッキーが最初で口笛を吹く曲は同じ曲なのでしょうか。アニメ
      ではずっと音楽が流れているし、基本的な調子が同じなのでこれを編曲した
      一種のオリジナル曲かもしれないなあ…とか思っていたのですが、原題の
      「Steamboat Willie」で検索してみて、解答が出てきました。

       

      それは「Steamboat Bill」(蒸気船ビル)という曲と言う事でした。IMDBの
      「Steamboat Willie」の項にBGMも開設されていたのですね。
      その曲がこれです。アーサーコリンズと言う方が歌まで歌われてます▼。

      (Nathaniel JordonさんUP 。)

       

      「蒸気船ウィリー」は、バスターキートンの映画「キートンの蒸気船(原題
      は「Steamboat Bill, Jr.」)を元にしたもの。この映画はサイレントでした
      が、もともと歌曲「Steamboat Bill」を元にしたもの。そこで、BGMの前部
      に「Steamboat Bill」を持ってきたのですね。

       

      …てなわけで、「蒸気船ウィリー」に使われた曲は、前部でミッキーが
      口笛にするのは「Steamboat Bill」で、後半、山羊の尻尾が旋回棒になって
      ミニーマウスに回されて手回しオルガンのようになって流れる曲が
      「Turkey in the straw」。…で、解決。

       

      なお、TVで「蒸気船ウィリー」の冒頭部分が紹介で放映されるとき、何故か
      前半の口笛部分に「Turkey in the straw」を無理やりBGMにして流す事も
      あるようです。こないだ見た何とかというTV番組でもそうだった。日本では
      こちらの方が馴染み深い曲だからかもしれませんが、止めて欲しいです。

       

      また何せ超・有名な「蒸気船ウィリー」なのだから、日本語版wikipediaで
      も、きちんと2曲を分けて解説をして欲しい、と思ったりしてます♪。

       

      …それにしても初期のミッキーはカワイイ。何せナチスドイツでも大人気で
      戦闘機隊の部隊マークになったりガルガニコ中尉の個人マークになったり
      している。ヒットラーのディズニー好きも有名。日本のアニメーター、漫画
      家にも多大な影響を与えたのはご周知の通り。

       

      …そんなに好きなら戦争なんかしなきゃいいのに…なんてね。

       

      久々に模型以外の事を書きました。まあ、アニメというより「漫画映画」と
      言った方がぴったりきそうな事かも…。また、機会があったら書くかも…。
      ではでは。

       

      JUGEMテーマ:漫画/アニメ

      0






        | 1/7PAGES | >>