ミニスケールフィギュア・女性民間人 (3)

さて「ミニスケールフィギュア・女性民間人」の3回目。

 

今回は前回紹介したプライザーの1/72女性民間人をもう少し詳細に見てゆき、
ミニスケールの女性民間人を自作やスクラッチビルドで作る際のポイントに
ついて考察したいと思う。

 

ladyFigure10

最初の写真像は前回紹介したプライザーのNo.72510の歩行姿の女性民間人と
立姿の男性民間人のパーツであるが、1930年代半ばの標準的な民間人男女が
再現されていて興味深い。

 

こうして並べてみると女性の脚、特に足首あたりが男性に比べて非常に細い
のが分かる。


女性はロングスカートなので膝下からしか分からないが、そのラインも
なだらかで特徴的なのが分かるが、例えばこのフィギュアを立たせた状態で
ジオラマに飾る場合、ハイヒールを履かせている点も手伝って、立たせた
状態で固定するのに苦労しそうな事が想像できる。

それで考えられるのは、より地面に接地面が多い側の脚に細い金属線を
入れて、それで地面と固定する、という方法である。まあ接着剤だけでは
ちょっと難しいであろう。

 

ladyFigure11

2枚目は少し前に完成させたマチルダのミニジオラマに使った女性民間人。
少々グラマーな感じを出そうとしたが、それでもちょっと全体的にぽっちゃり
しすぎだったかもしれない。

 

自己反省の他の点は、脚の、肝心の足首のあたりがやや太めで、特徴的な
曲線もあまり出せなかった、というのもある。これは二本足だけで立たせ
ようとしたから、という理由もあるが、結局ジオラマ台を移動するときに
不安定だったので、この写真では見えていないが右足の少し後ろに補助の
金属線をスカートから地面に直接、つっかい棒として挟んである。

 

こういう風に脚も金属線を入れて周りをエポパテで盛って自作、みたいな
作りをする場合は、(ミニスケは脚が細いので)脚に再度金属線を入れる穴を
開ける、という事が出来ないのが弱点と言える。

 

ladyFigure12

3枚目は前回、ジープの後ろの座像として製作中だった民間人女性の現在の
状態。
すでに腕にも金属線を通し、エポパテも盛って、更に右手には棒を持たせ、
頭もやはりプライザーNo72510のオプションヘッドの部品を付けてしまい、
前回からの途中写真が全くなくて申し訳ない…。

 

まあとにかく、DDAY以降のヨーロッパでよくある、連合軍がフランスやオラ
ンダ等のある街に進撃していって周りの住人がワーッと歓迎、みたいな
ジオラマを作る為に、ジープに乗ってフランスの旗を振っている女性、
を作ろうとしている所なのだ。

 

ladyFigure13

4枚目はとりあえずジープの後席右側に乗せてみた所。

 

現状での問題点は、スカートを前作と同じようにやや長めにしたのだが、やや
野暮ったい感じがするので膝ギリギリくらいにしようと考えているのと、
ヘッド部品が元々帽子を被っていたモールドだったのでそれを削って頭髪の
ある形に使用としている所がまだ中途半端な事、歓声を上げている状態に
しようと口の部分を削ったが、その削り方がイマイチのうえその分、顎を下に
下げなければいけないのにやっていない所、服装の皺と腕との境目が曖昧な
所、などである。

 

(続く)

 

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    ミニスケールフィギュア・女性民間人 (2)

    タイトル・カテゴリは「女性民間人」としたが、今回はミニスケールフィ
    ギュア全般のお話から。

     

    ミニスケールフィギュアの分類法も色々あると思うが、とりあえずまず男性、
    女性という大分類はあるが、軍人(ミリタリー系)か、民間人(軍人以外)か
    という分類もあると思う。

     

    今回紹介するプライザーのフィギュアキット2種はどちらも民間人系だが、
    1/72のものは操縦士や整備員などもいて、若干軍人としても見れる所があり、
    1/87のものの方は基本的に警察官なので、民間人といっても服装が軍人ぽい。
    …というちょっと変わった系統のものなので、色々見本にしたり部分転用も
    し易そうな感じのものだ。

     

    ladyFigure03

    最初の写真はプライザーNo.72510のパッケージだが、このパッケージだと
    分かり難いが、民間人人形が男女合わせて12体を1パターン、1つのランナーと
    して、それが3枚、同じパターンの人形がで36体全部で入っている。
    その上、15個、オプションのヘッド部が付いていた。十年以上前だがこれだけ
    入って特価720円(税別)だった…。

     

    ladyFigure04

    2枚目の写真はその裏面で、レベル1/72のユンカースF13と合わせた写真が
    載っており、大戦間の時期を設定したフィギュアである事が分かる。

     

    ladyFigure05

    3枚目の写真はプライザーNo.331のパッケージだが、これは「HO」と書いて
    ある通り1/87のフィギュア。英語で「Police」と表示されており、警官の
    セットである事が分かる。
    もっともこのパッケージを見ても分かるように警官ばかり入っているのでは
    なく、泥棒かひったくり?を思わせるポーズのフィギュアも入っているし
    バイクは警察のものだけでなく民間としても使えそうだ。
    警官は軍人と制服の雰囲気が似ており、少々の改修で流用できそうな感じ
    である。
    こちらも特価品でお買い得だった…。

     

    ladyFigure06

    4枚目の写真はその裏面で、街中のジオラマや駅のジオラマで使われている
    例が示されているが、このパッケージには入っていないフィギュアが沢山
    使われている事を別にして、非常に楽しそうなジオラマである事が分かる。
    このような「楽しい雰囲気」のジオラマはいつか作ってみたいものである。

     

    ladyFigure07

    5枚目の写真は両方のパーツを取り出して並べて、一部を切り取ったもので
    あるが、1/72と1/87の大きさの違いがはっきり分かって興味深い。
    どちらも身長を180センチ前後と設定すれば、ほぼそれらのスケール通りの
    フィギュアである。

     

    1/72のものは女性のポーズが2種、1/87のものは女性警官とおぼしきものが
    1種(1体)入っている。

     

    1/72の方は飛行機に登場しようとしている状況に合わせたポーズにした
    せいか、ちょっとポーズのクセが強い。何だか1/87の方が1/72で出て
    いたら…と思わせる感じだ。

     

    まあ、こんな風に色々フィギュアを買っておけば、仮に使用しなくても
    ポーズの研究にもなるし自作の時の参考にもなって良いと思う。

     

    ladyFigure08

    …で、6枚目の写真は何だか得体の知れない塊に針金が付いただけで変な
    画像で恐縮だが、これから座りポーズの女性民間人のフィギュアを自作
    しようとしている所で、その初期状態だ。

     

    ladyFigure09

    7枚目の写真はこのままの状態でエアフ/エレール1/72のMBジープの後席に
    載せた所。こうやって作りながら要所要所で載せてみて大きさを確認して
    ゆくのだ。

     

    (続く)

     

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      ミニスケールフィギュア・女性民間人 (1)

      さて、本来なら1/76マチルダのミニジオラマにこの女性民間人を入れる
      つもりなので、マチルダの続きにする所だが、このフィギュアの自作率が
      高く、ミニスケールのフィギュアは色々考えるところもあるので、項目を
      新たに立てる事にした。

       

      ladyFigure01

      私は今までミニスケでフィギュアを自作する場合、プラ板の積層等で胴体を
      作ったりしていたのだが、今回初めてエポキシパテを適当に盛って転がして
      胴体とスカートの部分の大半を作る、という手法を使った。頭部はプライザー
      のNo.72510のキットに女性を含む人間の頭部のみ何個かオマケパーツが付いて
      いたので、そのうちの一つを使った。


      このNo.72510はスケールは基本的に1/72だが、頭部は小さめにディフォルメ
      されているので1/76としても使える。

       

      腕や足は針金で芯を作ってその周りをエポキシパテを盛る、というスタン
      ダードな方法を取った。

       

      もう少しスケールの大きいフィギュアを自作する場合、エポパテで主要な
      部分を粘土細工のように作ってしまい、手足の芯を針金で、というのは
      初心者向けハウツー本にも載っているような定番の手法だが、何となく
      エポパテで身体の基本を形作っている間に歪んでしまいそうなのと、エポ
      パテが硬化してから更にエポパテを付けると剥がれやすいような気がして
      いたので、プラ板積層で大元を作る方が良いような気がしていたのである。

       

      しかし今回、エポパテで大元を作っても何とかなる事が分かったので今後は
      この手法をどんどん使っていくつもりだ。

       

      なお、このフィギュア、花束を持っているようにするつもりで、今の所、
      花束をくくる紙の部分まで出来ているが、花そのものはまだである。
      花もエポパテを適当にこねて作るだけにするか他の手法を使うか、決めて
      いない。

       

      その他、現状では足が太すぎたり、まだ荒い所が多いので削ったり盛りを

      追加したり、微調整するつもりだ。

       

      ladyFigure02

       

      写真はコップのフチ子さん風にコップの傍に置いてみたが…小さすぎてこれ
      では「コップのハシ子さん」という所か…。

       

      (続く)

       

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