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1/144 巡航戦車Mk.III (3)

さて原型の製作の続きです。

 

順序は若干前後しますが、原型の製作に必須なのが図面です。

 

艦船などですといわゆるその艦船を建造したメーカーが公式図面を発行して
いる場合があり、それを入手すれば良いですが、AFVの場合、そういう
図面が販売されてる事はまずありません。

 

仕方がないので海外の考証家の方が作成された図面を主に参考にします。
そういう図面はだいたい資料本に写真と一緒に載っています。
インターネットのAFV関連のサイトに上がっている事もあります。

 

それらを入手して総合的に1/144の図面を描きます。本当はもっと大きめの
図面を作ってそれを縮小するのが良いのですが、まあそれも一応やっては
いるのですが、それがそのままだと信用できないのは、プリンタの精度が
そこまで細かくない、もしくは印刷する紙の方の精度がそこまで細かく
ないからです。というのは同じ条件で何枚か印刷してみるとそれぞれで
微妙に細かくズレが生じているのです。デジタルデータなのでPC内の
データとしてズレがでる筈もないのでやはり印刷時にズレが出ているのだと
思います。

 

cruiserMkIIIGenkeiPhoto05

なので、大きめの図面を縮小印刷したものはあくまで参考だけで、1/144で
直接図面を描きます。どちらにしてもプラ板にディバイダで寸法を移すので
この図面自体を詳細に描く必要はありません。どちらにしても、他の方の
作成した図面をそのまま写して立体化しても著作権的にまずい場合もある
ので、雑になっても自分で図面を描いた方が良いです。1枚目の写真です。
(これは当時の状況の再現写真なので、原型にサーフェイサーが塗ってあり
ます。)

 

また、今回、砲塔は側面傾斜が若干あるので、図面を若干厚手の紙に写して
ゲージにしてプラ板の積層の側面に当てて調整します。この辺は艦船の
船体を自作する時と同じやり方になります。

 

今回の原型自作で割とやり易かったのは、例えば砲塔の高さがちょうど
3ミリとか、プラ板の積層でキリの良い数値になる事が多かった事です。
3ミリなら1ミリ厚のプラ板を3枚積層すれば良いですから。ただ、今回
最上部は断面の大きさをぱっと見で分かり易くしようと0.5ミリ厚の黒い
プラ板を使った為、その下に白い0.5ミリ厚のプラ板を使ってます。
それでも1ミリ厚のプラ板2枚、0.5ミリ厚のプラ板2枚という積層で、やり
易かったです。

 

cruiserMkIIIGenkeiPhoto06

まあそんなこんなして原型がほぼ完成しました。2枚目の写真です。これが
5月半ばくらいの事です。動輪の原型完成時から4ヶ月近く経ってますが、
やはりキャタピラの裏の歯まで一つ一つプラ材を削り出して接着する所
とか、地味に時間のかかる所が多かったのです。また、3月のアキバの
モデフェス展示用のミニスケキットを作るのと並行してたりするのも期間が
かかった原因の一つです。

 

そして原型が完全完成してサーフェイサーを全面に塗って粘土埋めして
ゆきますが、原型完成の写真は『「浪漫工房」の活動』の(40)で載せました
ので、ここから先のシリコン型作成と注型は『「浪漫工房」の活動』の
カテゴリの方で書いてゆこうと思います。

 

(この項終わり)

 

JUGEMテーマ:模型製作

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    1/144 巡航戦車Mk.III (2)

    前回ですでに完成させてしまいましたので順序は逆になりますが、原型の
    製作から書かせて頂きたいと思います。

     

    1/144戦車の原型は、車体と砲塔部分のみなら以前のT-34/100で作りました
    が、動輪とキャタピラ部分を含めたフルキットのものは初めてです。


    20年位前なら個人のガレージキットの原型は、既存のプラキットを利用して
    改修して原型にする、という事も許されたかもしれませんが、現在では
    無理でしょう。なので動輪もキャタピラもプラパイプとプラ板を切り貼り
    し、削って作りました。といっても左右で全く同じ形の動輪を一つ一つ作る
    のは不合理です。そこで起動輪と誘導輪は一つづつ、転輪は2つほど原型を
    プラパイプとプラ板から作って、単純な半面型のシリコン型を取ってポリ
    パテを流して全体の原型とする方式を取りました。

     

    cruiserMkIIIGenkeiPhoto02

    1枚目の写真は転輪の原型の半面型を作ろうとしてる所です。この車輌の
    転輪はゴム縁部に軽め穴がビッシリついており、一応0.3ミリのピンバイス
    で穴を開けますが、あまり深いと凸凹が極端になって樹脂がうまく流れるか
    どうか不安があった為、後でサーフェイサーを塗ってかなり埋めました。
    注型後のものを見たらもう少し深いままでも良かった感じはしますが、この
    辺の判断は難しい所です。

     

    cruiserMkIIIGenkeiPhoto03

    2枚目の写真は誘導輪と起動輪の部品をプラ棒とプラ板の積層から作り、
    半面型のシリコン型を作ろうとしているものです。起動輪の歯が一部しか
    ないのはキャタピラと接する部分があるので、そこは最初から作ってしまう
    と辻褄が合わない事が多いので、キャタピラと接着後に再現するようにする
    訳です。

     

    cruiserMkIIIGenkeiPhoto04

    3枚目の写真はポリパテで複製した動輪とプラ板で作ったキャタピラを接着
    し、裏板も接着している所です。この裏板は無い方が良いかも知れません
    が、無しで樹脂が空気溜まり(気泡跡)無しにキレイに流れるかどうか不安
    なので、確実性を取って付ける事にしました。右上に見えるのは誘導輪の
    シリコン型です。

     

    今回書いた工作が今年1月くらいのものです。

     

    (続く)

     

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      1/144 巡航戦車Mk.III (1)

      少し前から製作していた1/144の巡航戦車Mk.IIIの完成見本品が完成しま
      した。なので今回、製作記を載せようと思います。本来なら「浪漫工房」
      の製品に関する事なので「浪漫工房の活動」にカテゴライズする事かも
      知れませんが、まあ組み立てて塗装をした内容の記事ですし、浪漫工房の
      活動も製品がそれなりの数になったせいか増えて、そのままのカテゴリ
      タイトルでは分かり難いので別カテゴリとしました。

       

      cruiserMkIIISeihinPhoto03

      1枚目の写真は袋から部品を取り出した状態です。車体部品を含めて部品は
      10個に抑えてあります。
      なお、今回製作する個体は試験的に比較として加圧脱泡器を使わず、単に
      3分硬化型のレジンを慎重に注型しただけの結果のものを使用しました。
      これはやはり、この個体が発泡跡が加圧脱泡機を使用したものより多く
      出てしまい、販売品としては不適なものと判断したからです。逆に言うと
      販売する予定の品はどれも加圧脱泡器を使用してなるだけ脱泡跡を減らした
      ものとなります。この写真では気泡跡はほとんど分かりませんが、車体や
      砲塔の後ろの方に結構小さなものが出てました。

       

      cruiserMkIIISeihinPhoto04

      2枚目の写真は部品を切り出して、キャタピラ部以外仮接着したものです。
      アンテナ基部など、かなり細かい部品もあって、ランナーからの切り
      出しから接着までの間に紛失しないよう注意する必要がありますが、
      部品数もそう多くはないのでここまで、手際が良ければ1時間もかからず
      出来ると思います。
      若干面倒なのは転輪とキャタピラを一体成型した部品で、下部を刳り貫いて
      実物の感じに近づける設計にしたのですが、キャタピラのガイドピン等
      があって境界部が複雑になってしまい、この刳り貫き自体が結構大変に
      なってしまった感じです。なる早で完成させたい方はこの刳り貫きは省略
      しても良いと思いますね。

       

      cruiserMkIIISeihinPhoto05

      3枚目の写真は、その転輪とキャタピラ部も本体に接着し、全体にグレーの
      1000番のサーフェイサーを塗ったものです。キットのモールドが同じ様な
      色なので、ぱっと見た目あまり変わりませんが、塗面の下塗りとして、
      やはり必要と思います。もちろんこの個体はそれなりの数、発泡跡が表面に
      出ていたのでそれをパテ埋めしているので、その部分とそうでない部分を
      均一にする、という目的もあります。

       

      cruiserMkIIISeihinPhoto06

      4枚目の写真は迷彩色の薄い色の方を全面塗布したものです。黄緑色感が
      強く、実際にこんな色だったか、疑問もありますが、個人的に例えばズベ
      ズダ1/100のマチルダIの箱画の迷彩色の感じが非常に好きな為、そのイメ
      ージに寄せる感じにしました。

       

      cruiserMkIIISeihinPhoto07

      5枚目の写真は迷彩色の濃い色の方も塗り、キャタピラも塗り、他の全体
      塗装とマーキング・軽い汚し塗装も済んで完成としたものです。
      ライト部は塗装が面倒だったのでアルミホイルを切って貼りました。
      マーキングはデカールが付いていないのでプラキットの余剰デカールを
      使って切り貼りしました。なお塗装例は説明書中のものでなく、箱画に
      合わせたものです。これは説明書の塗装図を作成した後で箱画を描く段階に
      なって、こちらの塗装例の方が好きになってしまい、これにしたのでそれに
      合わせました。通常のプラキットではあまり良くない事ですが、まあ個人
      作成のガレージキットという事で、この辺は大目に見て頂きたいと思う所
      です。

       

      この状態で28日のワンダーフェスティバルに持って行き、完成見本品として
      展示する予定です。

       

      (続く)

       

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