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「浪漫工房」の活動 (28)

さて、前回予告させて頂きましたように12月に発売する予定のアイテムと
参加予定のイベントについて書かせて頂きます。

 

参加を予定させて頂いておりますのは約半年前にも参加させて頂きました
12月16日に予定されております『いっちょんちょん即売会』です。この回で
10回目になるそうです。

 

で、そこで新発売させて頂く予定のアイテムが1/350の『イタリア海軍魚雷
艇 MAS500級セリエ3/4』です。これには1/700の同級もオマケとして
付けさせて頂く予定です。このMAS艇は大きさが今までの1/350のボスパー艇
より一回り小さいので、1/700の同艇のオマケとして付ける事にしたの
です

 

こういう場合、同時に開示する写真は製品の完成見本、せめて組み立てて
サフェーサーを塗った状態のものにしたい所ですが、現在製品の量産を
最優先にしている所なので原型と製品をシリコン型から取り出した状態の
ものでご容赦願いたいと思います。何せ量産製品の原材料のレジンの缶は
1度開けたら早めに使わないとどんどん劣化して発泡し易くなる代物なので
どうしても量産を最優先せざるを得ません。

 

masc50001

まず1枚目の写真は原型ですが、型取りをする直前の最終状態ではなく少し
前の状態なので型取り時にはもう少し細部の形が変わっています。これが
10月3週目くらいの状態です。
10月1週目くらいの段階で最初の原型は出来ており、半ばにシリコン型を
取りましたがそれは1/350の方の操舵室も艇体と同一部品と言う構成に
していました。しかしそのシリコン型は「タイヤキ方式」用だったために
作り直した為、原型も操舵室等の構造物を別部品にする形に作り直したの
で、これがその際の写真になる訳です。

 

masc50003

2枚目の写真は最近注型してシリコン型から抜いた量産品です。もちろん
抜いたばかりの時はもっと樹脂の流れ調整用のランナーやバリがありまし
たが、ほとんど切り取ってしまっています。まだバリは少し残っています
ので、完全とはいかないまでもこれを除去して袋入れ、箱詰めして商品に
する予定です。この注型品は気泡痕も少なくとも表面にはほとんど出て
おらず、最近抜いたものの中でも状態の良いものの方です。

 

こうやって注型品が出来たらもう販売用製品ができたような気にもなります
が、箱画も組立説明書もまだ作成していないのでこれらの作成にも注力しな
くてはなりません。

 

masc50004

3枚目の写真は今回の製品製作用に主に参考にしたイタリアの資料本です。
大昔に西山洋書で購入したもので、MAS500級の図面と写真が載ってました。
ただし、この本に載っているのはMAS500級でもセリエ1とか2に属するもの
で、今回製品化したMAS500級セリエ3/4より全体に小さく、上部構造物の
形状も色々差異がありますので本当に参考程度で、メインで資料にしたのは
インターネットのblueprint.comに載っていた図面と、イタレリから1/35で
このMAS500級セリエ3/4が発売されておりますのでそのカラー図やキット
写真等、という事になりました。

 

次回は、再度原型の製作記からなぞらせて頂きたいと思います。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作







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