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1/76マチルダII Mk.I (8)

マチルダII Mk.Iの第8回。
さて、風邪も漸く直ってきたので、何とかマチルダの工作を進めた。
いつまでも車体上部と下部を接着しないままだとラチがあかないので、
もう覚悟を決めて、エイヤと接着し、側面装甲板も何とか接着した。

そして盛大に空いた隙間をエポキシパテを使って埋めた状態が
この写真だ。
1-76matildaIImkI17
1-76matildaIImkI18
キットの側面装甲板は、プラの成形の関係でやや厚いが、淵を
やや薄くして見た目に厚みが目立たないように成形されているのだが、
このキットの場合、そういう工夫が逆にアダになって、泥除け上部
との間に妙に隙間が出来てしまうのだが、実車でもこの部分が
接合部となっていて、外見上、凹の筋が見えているのだが、これが
パテ埋めする部分と重なる為、実質的に再現不能になってしまって
いるのが少々、問題点としてある。
まあ、パテが乾いたら一応筋彫りしようと思っているが、多分あまり
うまく表現できないと思う。

また、キットは泥除けの前端が側面装甲板よりも後退している型を
表現しているようだが、現在作ろうとしているMk.Iは前端の位置が
同じ位置の型なので、0.3ミリプラ板を使って足りない分を1.5ミリ
程度延長してやる。

その他、車体上部部品と下部部品の接合で、前部に隙間ができるので
0.3ミリプラ板を挟んで接着する。さらに前部の張り出し具合が
足りないので0.5ミリプラ板を接着してやる。この辺はキット仕様の
Mk.IIIにする場合でも必要な改修だ。

1-76matildaIImkI19
写真はその0.5ミリプラ板を接着した状態で、その為、上部と下部の
接合面は見えない。その他、一部パテ埋めしているが整形はまだ
していない。
また、このキット、車体前部にあるほぼ正方形の二つの点検ハッチが
ちゃんとモールドされているのだが、位置が下過ぎるので削り取って
やはりプラ板で作り直す必要があると思われる。写真はそれらを付ける
前で、鉛筆で大体の位置に下書きしてある。

次から砲塔も作ってゆくつもりだが、ざっと資料と見比べただけでも
修正点が多そうである。

(続く)
 
JUGEMテーマ:プラモデル

(数時間後のお詫びと訂正)
この連載の(1)で、「S-MODELから1/72でMk.IIのCSタイプが発売された」
と書いたのですが、これは「Mk.IIのCSタイプ」ではなく、単なる「CS
タイプ」の間違いだった事に今頃気が付きました。
ここに訂正してお詫びさせて頂きますm()m。

戦車に詳しい方ならお気づきのように、マチルダにはこの記事で書いている
型の前の型、いわゆる「歩兵戦車マークI マチルダ」という戦車があった為、
「マチルダI」、「マチルダII」という呼称で分けていたりもするのですね。
で、S-MODELのキットは箱に「MATILDA II CS」と書かれていたのでこれで
うっかり「Mk.IIのCS」と間違えてしまったという訳です。

もちろん実際にはMk.II改修のCSとかMk.III改修のCSとかあったようですが、
それらは外見上の差異は無かったようです。っていうか時期による外見上の
差異と元がMk.IIなのかMk.IIIなのかっていう分類が一致しないようです。

なお、S-MODELのキットに関しては海外のHENKさんのサイト↓
http://henk.fox3000.com/sModel.htm
(の真ん中あたり)等を見ると分かり易いです。




シトロエン・トラクシオンアバンシリーズ (3)

以前、シトロエンの7/11/15シリーズのコレクションについて2回ほど
書いたが、今回はドイツのBREKINAの1/87・15six(又は11cv長胴型)
と同じくドイツWIKINGの15sixをご紹介。
(今回から「シトロエン・トラクシオンアバンシリーズ」と改題。)

brekina15six01

1枚目の画像はBREKINAのもの。車体の左のものは入れ物で、自動車を入れる
コンテナのようになっているのが特徴。現在ではメーカー製造は終了して
いて、流通在庫のみになっている様だ。
私が購入したものは写真のように車体色オリーブドラブの軍用のような
モールド色の製品であったが、他に黒や青などのいかにも民間車っぽい
モール色ドのものもあった。民間車仕様の方がグリルやバンパーが銀色に
モールド(もしくは塗装)されており、同価格であればその方がお買い得
だが、私が20年位前にポストホビーで購入した際はこの一色モールド版
しかなかった。多分、(西)ドイツ軍仕様を考えたのかもしれないが、
少なくとも戦後のドイツ軍が軍用色にてトラクシオンアバンを使用している
写真は、私の知る限りでは見つかっていない。なお、キットは11か15か、
はっきりとした型を決めて発売されていた訳ではないらしく、検索すると
11としても15としてもヒットする。製品の裏の刻印もcitroenとして打って
あるだけであった。

brekina15six02

wiking15six01

上写真のようにWIKINGの15と同じ横アングルの写真で並べると違いが
分かり易くて面白い。WIKINGの方は車体後部のスペアタイヤハウスが
四角く後部に突出した、1953年以降のタイプである。尚、WIKINGの方は
車体裏に「15SIX」とちゃんと型も刻印されている。

brekinaWiking15six01

並べて斜め上から見てみると、何となくWIKINGの方が良く出来ているように
見えるかもしれないが、これはモールド色のせいと思われ、ネットで
検索してBREKINAのモールド色が同じ(グリル、バンパーは銀)のもの
の画像と比較してみるとどちらも同じくらい良い出来に見える。

そもそもどちらも微妙に型が違うので両方に存在意義があるのだ。
といっても1/87という小さなスケールの為、どのみち再現度には
限界があるが…。なお、WIKINGの製品のタイヤ部品は他の製品、
例えば私は同社のメルセデス260を持っているがこれと同じで、
15sixとしてはやや直径が大きいような感じである。

なお、BREKINAのは11としても15としても戦時以前のものとして使える
ようにも見えるが、私の知る限りでは11の長胴型の場合、エンジンカバー
側面がスリットグリル状になっているのは戦後からの仕様の筈なので、
戦時以前の11の長胴型とする場合、ここを修正する必要があると思われる。

(続く)
 




1/76マチルダII Mk.I (7)

さてマチルダII Mk.Iの第7回。
…なのだが、今回は前回に増して進捗が少ない。
先週半ばに風邪が、ぶりかえしてしまったためである。
熱は大した事なかったが、痰の絡む咳が良く出る。このタイプのは
模型製作に非常に障害となる。
何せ、息を詰めるほど細かい作業をしていてゴホンゴホン、これでは
どうしようもない。
お陰で今年は久々に行こうと思っていた静岡HSも行けなかった。
現在は大分ましにはなっているが…。

…と、グチってばかりでもしょうがないので写真の解説を少々。

1-76matildaIImkI16

右の装甲板の点検パネル部分のサフェーサー塗りは終わったので
今度は装甲板全体のモールドの削れ具合を見るために、その他の
全体にサフェーサーを塗った所だ。

何故か点検パネル部はツヤがあって他が艶無しなのだが、これは
同じサフェーサーの1000番を使ったのだが、パネル部はクリアー
溶剤分を少し多めにし、他はほぼ無しで塗ったためだ。
他に、ヒンジ部は0.2ミリ厚のプラ板を細かく切って付けている。

また、左装甲板も右と同じように点検パネル部のみ先にサフェーサー
を塗っている所だ。

こうやって写真に撮ってみると細部のアラが映ってしまうが、
これはもうしょうがないのでこの後の全体塗装、汚し塗装で誤魔化
してしまうつもりだ。

(続く)
 
JUGEMテーマ:プラモデル






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