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1/144 LCP(L)141 (3)

さて今年ももうあと数時間ですが、何とか大掃除の合間をぬってLCP(L)を
完成させました。

 

キットの完成見本なので素組でディティールUPは無しで、キットの通り
組んで塗装しただけのものとしました。

 

lcpl22

写真がそれですが、いつものWAVEのTケースSSの台に0.5ミリ白プラ板を2枚
重ねて、海面の感じをラッカー系塗料のツヤ有り青と黒、一部白の塗装のみ

で出してみました。

 

lcpl23

手抜きと言えば手抜きですが、それらしい感じにはなったと思います。
一度やってみたかったので良かったです。

 

lcpl24

基本塗装はGSIクレオスのラッカー系塗料で、汚し塗装は表面を一部本当に
削ってパステルをなすりつける方法を取りました。また艇体側面は最初から
縦筋の塗りムラが若干出るようにして実物の汚れっぽい感じを出してみま
した。

 

lcpl25

これに更にディティールUPをするとすれば主に艇体上面の甲板部で、実物は
丸く束ねたロープが前方に置いてあったようなので極細の糸か模型用の
金属の捩り線を使って再現してやると良いと思います。
その他、恐らく離岸補助用の棒とか、浮輪を前方にも置くとかすれば良いと
思います。

 

lcpl01

なお、このLCP(L)141の私が見つけた唯一の資料写真(OUTLINESという
雑誌の表紙の一部)だと前部に小さなマストのようなものを立てていたり
尾部に旗竿を立てたりしてますが、これは写真が試験運航時のものだから
と思われ、実戦時は外していたと思われます。

 

その他に関してはまた来年に。ではでは皆様良いお年を^^。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作

 





1/144 LCP(L)141 (2)

さて、LCP(L)141の続きの(2)ですが、ただ塗装の続きなのに予想以上に
時間がかかっています。(1)で書かせて頂きましたように一つ一つの塗色に
対してマスキングゾルでマスキングして筆塗りで塗っている、という事が
予想以上に時間がかかっている原因のようです。

 

lcpl19

最初の写真は左舷前斜め上から、そのマスキングゾルと一緒に写したもの
です。現在、この写真のように艇体側面の迷彩塗り分け部分のみマスキング
ゾルが剥がし待ちで残っている状態です。

 

このマスキングゾルはグンゼがGSIクレオスになってから発売されたと
思われます「改」版で、さすがに以前のものより塗面が薄く塗れ、剥がし
やすく、カッターで切る事もやり易くなっています。

 

…とはいえ、やはりこれを塗る部分が多ければ多いほど時間はかかります。
塗る時もそうですが、剥がす時は更に神経を使います。なまじ薄く塗れる
ので塗料を塗った後の境目が分かり難くなります。

 

しかし、マスキングゾルを使わないと境目を細筆で塗って塗り分ける、と
いうやり方になると思いますが塗り分けに沿った塗りムラが出やすく
なります。マスキングゾルを使うと例えば艇体側面などは例え多少塗り
ムラが若干出ても縦方向、つまり実物の艇で出易いムラ(汚れの方向)に統一
でき、また平筆も普通に使えるので塗っている時のストレスが減少します。

 

とはいえ、マスキングゾルを剥がした直後の塗り分けの境目はやはりガビ
ガビな感じになりますので、カッターで余分な塗装のはみ出しを削ったり、
再度細筆で細かく両側の色で塗って調整する必要はあります。

 

lcpl20

二番目の写真は右舷前斜め上からのものです。
今回、文字まで最初にマスキングして文字色で塗ってまたマスキングする、
というやり方をしたのですがやはりゾルを剥がす時に一緒に剥がれた部分が
多く、これに関しては先に艇体色を塗って最後に描く、という普通の方法を
取った方が良かったようです。

 

lcpl21

三番目の写真は右舷後斜め上からのものです。
左舷の前の方に、カバーで殆ど見えませんが、操縦席と乗員の後頭部が少し
見えます。この位置でもワザと少し後ろ目に取り付けており、実際はもっと
前の方なので全然見えない、と言っても良い位置となりますのでこの部品を
取り付けるのは完全に自己満足という事になります。

 

さて、後は残ったマスキングゾルを剥がし、境目をリタッチし、汚し塗装を
すれば完成です。今年もあと数日、何とか今年中に完成したいですね〜〜。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作





1/144 LCP(L)141 (1)

さて、自分の運営しているガレージクラフトメーカー「浪漫工房」の最新作
「LCP(L)141」ですが、今年の即売会イベントには間に合いませんでしたが
塗装済完成見本を何とか今年中に完成させようと努力中です。
で、本来このブログの連載「浪漫工房の活動」にこれは含まれますが、
通常の模型の製作記としても良いだろうとスピンアウトさせて連載とする
事にしました。

 

と言っても、もう製作自体はほぼ済んでサフェーサーも全体に塗ってしま
ったので、ほとんど塗装から、という事になります。
まあ、どちらにしても部品数も少ないので塗装がメインとなります。

 

サフェーサーを全面に塗る以前の製作は、他のメーカーのレジンキットと
同じ段取りとなり、中性洗剤等で部品を洗う所から始まりますが、水性の
洗剤で洗うとどうしても完全乾燥までに時間がかかります。

 

なので、急いでいる時は私は「アセトン」という溶剤を使ってティッシュに
染み込ませて拭いて強引に洗ってしまいます。
この溶剤、ざっくり言えば強力なラッカーシンナーのようなもので、揮発
成分も有害なので取扱に注意が必要ですがとりあえず離型剤成分は一応は
拭けるようです。

 

lcpl17

で、一枚目の写真は組立説明書の一部ですが、この説明書で、付属のプラ
棒を使って艇内のベンチ(長椅子)を取り付ける所がありますが、図だと
底面に付けるようにも見えますが、人間の足の長さを考えると少し上の
部分の方がそれらしいので、1ミリ幅のプラ板かプラ棒を適当な大きさに
切り出してベンチ部品の下にスペーサーとして接着してやると良いです。

 

lcpl16

二枚目の写真は操縦手の部品ですが、このように椅子と一体化部品にして
あるのでそれらしく塗り分けます。上にフード部品が付くのでほとんど
見えなくなるのでこんなもんで良いと思います。なお、組立説明書に「紺
色」と書いたのですが水兵服は基本的に黒で良いようです。また、やはり
説明書に「椅子上面塗色は褐色」と書いたのですが、上陸用の歩兵が短時間
乗るだけの船のベンチがレザーというのもおかしいので、多分羽布だと思
われますのでバフで良いと思います。

 

そんな感じでベンチ上部をバフで塗って接着したのが三枚目の写真です。

lcpl15

もうかなり塗れてますが、写真のように結構、暗色を先に塗ってます。
一般的に模型雑誌の模型入門などでは明色から先に塗るように解説してる
ものが多いので変に思われるかもしれませんが、ちゃんと理由があります。

 

暗色と明色の塗り分けのあった場合、マスキングして塗装しますが、マス
キングしても大抵は一度では完全にはいかず、はみ出してリタッチします。
で、明色の上に暗色がはみ出してしまうとそのリタッチはやや難しく、
暗色の上に明色、の方がやり易いです。これは暗色の方がたいていの場合、
明色に対する塗料の乗りが強いからです。

 

なので、明色をまだ塗っていない段階でもキチンとマスキングして暗色を
先に塗っておきます。で、こうすると塗り分け部に若干の段差が出来ます
が、明色を後で塗るので段差がほぼ同じになります。また、暗色部のマス
キングもやり易くなります。

 

これが私が暗色を先に塗る事が多い理由です。

 

lcpl18

四枚目の写真は説明書の塗装解説ですが、甲板部分等をGSIクレオスのNo.
40(ジャーマングレー)にしてますが、この色はロットによっては、ニュー
トラルグレーに黒と紫を少し混ぜたような色にもなってます。

 

なので、No.137のタイヤブラックに少々ニュートラルグレーを混ぜる、と
いう方法もあります。なお作例はNo.137に昔のグンゼ時代の艦艇色特色の
No.SC02を少々混ぜてあります。

 

(続く)

 

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