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「浪漫工房」の活動 (18)

さて、2018年冬のワンフェスまであと数日を切りました。昨年のペース
ですとこれに合わせて次製品の開発も大詰め、という所ですが、昨年末から
今年初頭は色々ありまして、次製品の原型は作成中ですがこれの完成までも
まだまだ、といった状況です。といっても、ウチがもっと大手というか
手練れだったりしたら原型作成中の状況もブログやツイッターでも披露
できますが、ウチは何せ零細個人営業ですのでアイテムがもし他メーカーと
バッティングしたらさっさと撤退する必要がありますので、リリース直前
まで公表できません。

 

まあ、発表しなくてもアイテムがバッティングする可能性はありますが、
発表前ならこっそり他のアイテムに変更できます…。正直言いまして、既に
一回、数ヶ月前くらいですが、海外メーカーが次年度発売予定のものを私も
次作に考えていて原型を少しだけ製作していて、発売予定を知ってすぐに
製作を中止した事もありました。

 

何せこの3Dプリンタ興隆時代に手作りに拘った原型を作っているのです。
開発スピード的に全然敵いません。まあ、3Dプリンタ製品はまだまだ積層跡
が残ったり単価が高価になったりの欠点がありますが将来的に改善されて
ゆくでしょうから、選択肢の一つとして考慮はしていますが…。
(もちろん3Dデータの作成も慣れないと結構大変でしょうが…。)

 

…まあ、てな訳で製作中の原型は披露できませんが、ブログの更新が全然
できないのもナンなので、今度の原型製作用に新たに使い始めた材料に
ついて書かせて頂きます。

 

sementEpokishi01

それはセメンダイン株式会社の『セメンダイン水中エポキシ』です。
今までエポキシパテはコニシボンドの『水中ボンド』をメインで使って
きましたが、これが古くなって硬化剤が固まってきて非常に使い辛くなって
きたため、これの新しいのを買おうと思っていたのですがある模型店で
これがなく、代わりに見た目的にもソックリな『セメンダイン水中エポ
キシ』があったので、多分同等品であろうと購入してみたのです。

 

…で、それの使用レポとなりますが、見た目は容器の形はほぼ同じながら
主剤が灰色の為、混合硬化後の色も灰色との事。個人的にはコニシの、
硬化後のアイボリー色が割と好きなのですが、灰色と言うのもプラモの
下地のスタンダードな色でまた良かろう、と思っていたのです。

 

…で、少し使用してみたのですが、これが蓋を開けたばかりのものだから
なのか、それともコニシのと若干違うのか、主剤と硬化剤を混ぜた時の
使用感が何だかこっちの方が粘り気が強い感じ。ツマヨウジで製作物に
なすりつける時、よりツマヨウジにくっついてプラ材の製作物の方に付き
難い感じがしました。

 

sementEpokishi02

また、この主剤と硬化剤を混ぜると、今の所ツマヨウジの尾頭の3倍程度の
量しか混ぜていないせいか、混ぜた後の色が灰色でなく、本当に硬化剤の
カラシ色と灰色を混ぜた感じにしかならない。黄灰色とでも言うのか?
何となく気持ちの悪い感じの色です…。

 

でも、この色の方が他のパテやサーフェサーとの違いが出てて良いと言えば
良いです…。まあこれはこう思おうと思います(←変な日本語^^;)。

 

他にコニシと違う、と感じた所は、半日経っても表面のベタ付きが取れず
削りに耐えるくらい硬化した感じになるにはやはり24時間はかかる所。
ただ、これもコニシのでも新品で蓋を開けたばかりのものは同じ感じかも
しれません。

 

あと、使用する量があまりに少量だと主剤と硬化剤が良く混じらないせい
か、24時間過ぎても固まりきらないものが幾つか出た。少なくとも3ミリ
立方くらいの体積ずつは混ぜる必要がありそうです…。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作

 

 







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