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sd.kfz.222 第1シリーズ (4)

前回ではフジミキットの旧版と2015年版との比較ばかりで製作中のモノに
ついて全く書いていなかったので、今回はその製作に関してです。

 

sdkfz22212

1枚目の写真はある程度作って内部塗装した本体の状態と、右にあるのは
昔のエルエスの1/75(最初の公称)の隼II型のカウリング部品ですが、以前
フリマで色んなパーツの入ったジャンク袋を100円で購入した事があり
ましたが、その中に入っていたもので、これの直径が1/76のsdkfz222の
砲塔リングの直径とほぼ合いそうだったので、これを輪切りにして自作する
砲塔のチョイスしたものです。

 

内部は床が黒ではないかという説もあるようでしたが、はっきりしなかった
のでとりあえず黒っぽいグレーで塗り、側面はツヤ消しの白を塗り、適当に
スミ入れ等の汚し塗装をしました。ちょっぴり見えるフレーム枠のリベット
頭部分はパテで再現しました。パテでリベット頭を再現すると大きさを揃え
るのが大変ですが、ここは完成するとほとんど見えなくなるのでややざっと
の仕上げのままにしました。

 

床板部分に白く四角く跡の残った部分がありますが、ここは最初座席を付
けていたけれど、人形を載せたら結局見えなくなってしまうので、と外した
跡です。

 

sdkfz22213

2枚目の写真はある程度の車体装甲板をプラ板で図面とエアフのキット等を
参考に採寸して切り出し、プラ用接着剤とマスキングテープで仮止めして
みたものですが、やっぱりというか何と言うか、1枚1枚は単純な平面とは
いえ、これらが数多く組み合わさっている多面体なせいか合わせが非常に
難しく、隙間がかなり出ている上、これでも組み合わせの関係で現物合わせ
的に図面と違う形に余分な部分を切って合わせたりしているせいで、最初に
自分が予想していた形とかなり違ってきています。

 

この辺をもう誤魔化して隙間はパテ埋めして無理やり作ってしまうか、それ
ともどうせ各部は面積自体は小さいので再利用もし易いので、各部のプラ
板の切り出しからやり直してしまうか、現在思案している所です。

 

なお、操縦手クラッペ(ハッチ)の左側だけ穴を開けていますが、操縦手の
フィギュアを中に入れて、ここの穴から覗くとその顔が見える、という風に
するつもりの為、ここだけ開口しています。

 

(続く)

 

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sd.kfz.222 第1シリーズ (3)

さてさて、もう当分こっちで突っ走ってしまおう(?)という事で、sdkfz222の
第3回です。

 

今回は押入れを探っていたらかなり昔購入したフジミ1/76 sd.kfz.222が
発見されたので、今回の製作用に購入した2015年の再生産版との比較に
ついて書かせて頂きたいと思います。

 

実は、今回この30年以上昔に購入したキットを消化しようと思っていたの
ですが見つからず、しょうがないのでショップで2015年の再生産版を
数週間前、新たに購入して製作を始めたのでしたが、つい数日前にこの
旧版が見つかったのでそれも写真に収めて今回比較しようと思ったの
でした。

 

sdkfz22208

で、1枚目の写真はその古い方のパッケージで、箱側面に記入してある
価格の数字が「250」つまり250円になっているので第2版だと思います。
初版は200円で1973年の発売で、価格が50円上がった第2版はその数年後の
発売だったと思いますがはっきりした年度は覚えておりません。なおこの
第2版も価格の数字以外は初版と全く同じと思います。

 

この古い方のパッケージの特徴は何と言っても故・大西立太画伯のイラ
ストが背景付きの画のままパッケージ画になっていることです。

 

sdkfz22209

2枚目の写真は2015年の再生産版のパッケージで、基本パッケージ画が
旧版のイラストの装甲車本体と乗員1名のみ切り取って白ベタの背面の上に
乗せたものとなっています。なお、第2版から2015年の間に、何度か若干、
価格を値上げした版があったと思うのですが、それまで購入した訳では
ないのではっきりとしません。ただその間のものも基本、初版と同じデザ
インだったと思います。なお、2015年版の価格は900円(税別)になって
います。初版の価格から4倍以上になっていますが、新発売から40年以上
経っており、プラモ世界を巡る環境が変わってきたので仕方のない所で
しょう。

 

sdkfz22211

3枚目の写真は内容の、デカールとタイヤ部品を比較しています。写真左側が
第2版のもので、右側が2015年版です。第2版のはデカールが黄ばんでいます
が、2015年版では美しい白です。第2版のが黄ばんでいるのは経年変化も
あると思いますが、購入当初から若干黄ばんだ印刷のものだったような
記憶がありますが定かではありません。ひょっとするとデカールは質が
向上していて、2015年版だと最初の印刷から白の発色の良いものになったの
かもしれません。

 

またタイヤ部品ですが、第2版のものは表面に若干ツヤがありますが2015年
版はツヤ消し仕上げになっているようです。もっとも、金型をツヤ有り
仕上げにする方が面倒(ベリリウム加工が必要)という話を何かで読んだ事が
あるような記憶がありますので、そうだとしたら現在のツヤ消し仕上げの
方が手間がかかっていないという事になるのかもしれませんが、この辺の
真相は良く分かりません。
まあ善意で解釈して、これら2点は何十年かぶりの再生産で向上した部分と
言えるかも知れません。

 

本来なら説明書とか本体部品も写真に撮って比較したい所ですが、説明書は
旧版のが見つからず、本体部品はモールド色が若干違うだけなので割愛
させて頂きたいと思います。本体部品のモールド色で言うと第2版の方が
若干ドイツ軍のダークイエローっぽくて、2015年版のはもう少し肌色がか
っていて英軍のサンド色っぽい感じになっています。まあ現在作られる方は
プラモのモールド色に関係なくがっつり塗装されると思うのであまり関係
無いと思います。

 

sdkfz22210

4枚目の写真はsdkfz222が新発売になる当時にフジミから発行された小冊子
「VOF」が見つかりましたので撮影してみたものです。イラストと解説を
上田信画伯が担当されています。この当時は資料が少なかったせいか、中の
解説でもsdkfz221が222から、操縦手ハッチと砲塔を改造するだけで出来
そうな感じに書かれていました。子供の頃はそれを信じてうっかり改造し
そうになったけど改めて写真を色々資料本で確認したら車体じたい似て
非なるものと分かり、相当な覚悟がないとフジミ222からの改造は難しい、
と諦めた覚えがあります。

 

今回はたまたま古い版のキットが発掘できたので比較してみました。多分、
ネットでもこの古い版もさして高価でなく入手できると思いますが、箱画が
良いのは旧版、デカールを使いたいなら2015年版と覚えれば良いと思い
ます。

 

(続く)

 

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sd.kfz.222 第1シリーズ (2)

さて、もうそろそろ浪漫工房の新製品の告知をしたい所ですが、残念ながら
まだイマイチ進捗が芳しくないので、sd.kfz.222の続き書かせて頂きたいと
思います。

 

sdkfz22205

で、前回から工作を若干進めました。1枚目の写真は底面から見たもので
右が進行方向ですが、FTFのsdkfz221キットの車体部品を同じ角度で並べて
みたものです。本来なら同じFTFの222のキットと並べるのが分かり易いの
ですが、実はまだ入手していないです^^;。まあ、ネットで調べてみた限り
では、FTFの221と222は底面部分はあまり変わりがないようです。

 

sdkfz22206

2枚目の写真は車体内部に一部、自作部品を取り付けてみたものです。こう
いう車体内部で面倒なのは、手榴弾とか短機関銃とか、車体内部色とは
全然別の色になると分かっているものも取り付ける必要がありますが
それは別に塗装まで済ませて後で取り付けた方が手順として楽に出来るので
車内色と同色そうなものを分けて、それだけ先に作って取り付けておく
必要がある所です。

 

sdkfz22207

3枚目の写真は底面の一部を先にサフェーサーを塗って塗装してみたもの
です。タミヤ水溶性アクリルのフィールドブルーを塗ってみたものですが、
少々暗すぎにも見えますが何せ底面なので暗めでも良いと思います。
なお、シャーシの側面に前方と後方の車軸部のステアリングを同期させる
ためのような?ロッド部品がありますのでこれを伸ばしランナーで再現して
います。

 

(続く)

 

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