sd.kfz.222 第1シリーズ (8)
今回もまた続いて車体回りの工作です。
今回は車体各部に付くハッチ類を0.3ミリプラ板で作成し、仮接着に使える
水溶性のボンド、ビットマルチ2で仮接着してます。なお、ハッチ類に使っ
たプラ板がやや黄ばんだ色をしていますが、これは何十年も前に購入して
いて放ったらかしになっていた0.3ミリプラ板が最近見つかったので使って
みたものです。
1枚目と2枚目の写真がそれです。
後部泥除けの前方に付いている踏み板の上の滑り止めは、西友ストアブラ
ンドのカップラーメン(つまりこの量のものでは一番安いもの)の蓋の
裏側が全面細かい#形状の凸モールドで、これはミニスケの滑り止めとして
使える!!と喜んで保存しておいたものをプラ板の上から貼ったものです。
ミニスケ用の滑り止めは、市販のエッチングパーツのそれがどれも1/35用で
パターンが大柄で使えないので、ある種の煙草の箱の紙とかヨーグルトの
蓋とかを取っておけば使える、といわれてきましたが、これにカップラー
メンの蓋が加わりました。しかも、今までのものはどれも#の真ん中の四角
部分が凸になっているというシビアに言えば「凹凸が逆」な感じでしたが
これは#の囲みの部分が凸になってて良い感じです。
3枚目の写真は前部を裏返しにしてみたものです。このように前下方に防護
板(?)があり、フジミ1/76でもパーツ化されてますがあまり出来が良くない
のでプラ板で自作しました。この部分、取り付け部が複雑で、写真では隠
れて見えませんがその取り付け部の自作にも苦労しました。
なお、以前の回でも書かせて頂きましたが、底部左右のステアリング部分を
繋ぐ部分は板状の防護板がありますのでこれもプラ板で作成し、既にダーク
グレーで塗装してあります。この特徴は第1シリーズのみのものであるよう
です。
また、ホイルハブ部にも第1シリーズの特徴である、ギターのピックの
ような形状の防護板(?)が外側に付いていますので、これをやはり0.3ミリ
プラ板で作成して付けました。この部品、ICMやドラゴンの1/72キットにも
付いてますが、厚みがありすぎです。
更に、フジミのキットのホイルの特徴に、タイヤのエアー注入口の蓋(或い
は潤滑油の注入口の蓋)まで丸い凸状にモールドされている、というのが
ありますが、やや大きすぎの上存在位置も微妙に違っているので削り取り、
そこを少しずらした所に0.5ミリピンバイスで穴を開けました。
実車写真をみると穴状になったままのも多く見られます。という事は蓋が
凹状なのか、あるいはエアーの注入口なので穴あき状態でOKか、どちらか
でしょう(自転車のタイヤの空気入れの口部が蓋無しでOKと同じ原理)。
そしてそれを車体の横に置いてみたのが4枚目の写真です。
車体左にある工具箱(?)も取り付けてあります。キットの部品を使用して
ますが、そのままだと若干形が違うので取り付け部分を2ミリ厚程度切り
取り、上部は逆に0.5ミリプラ板で高さを増しています。
所で、ここまできてまた車体部品の上下取り外し式を妨げる障壁が新たに
もう一つ浮かびました、それは車体後部の排気管で、車体上下を跨いだ上、
排気口は後部泥除けの下にきています。面倒な作りです。フジミキットの
部品はそのままでも使えますが、上下部品を外すときには障壁になります。
さて、これも取り外し式にするか、どうするか、悩み中です…。
(続く)
JUGEMテーマ:プラモデル
- 2018.04.22 Sunday
- 模型(陸):sd.kfz.222 第1シリーズ
- 23:31
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- by コウ中村