「浪漫工房」の活動 (19)
さて、昨年末にガレージキットの即売会に参加させて頂いてから半年近く
経ちまして、本来ならもう数ヶ月前の今年春のモデラーズフェスティバル
等のガレージキット即売会で新製品を販売している予定だったのですが、
今年も色々ありまして予定が延び延びになっております。
しかし、やっと新製品を販売できるめどが立ちまして、次の期日的に最も
近いガレージキット即売会である「第9回いっちょんちょん即売会」に
参加させて頂く運びとなりました。
で、何でこんなに新製品開発が遅れたかの理由の一つは、今回から製品の
レジン注型時の気泡跡発生を抑えるようと、遠心脱泡機を小型扇風機(サー
キュレーター)の改造で自作しようとしたからなのです。
で、その遠心脱泡機ですが一応出来たのですがまだまだ低性能で改良の余地
ありという感じですが、現状を報告させて頂こうと思います。
1枚目の写真はその初期段階の状態です。
扇風機本体を90度上向きにして、100円ショップで購入したバケツの上縁を
切り外し、底面の中央部のみ小さく円形に切り出して扇風機のシャフトに
嵌め込んであります。元々はこのバケツにシリコン型を嵌め込んで、バケツ
ごと回転させる予定でしたが、それだとシリコン型もやや大きめで、重量も
それなりになりそうだったので、このバケツは外側のカバー(回転時にレジ
ンが飛び散る可能性が高いのでそれを防ぐ外壁)として使う事にしました。
扇風機(サーキュレーター)はC:NETというメーカーの型番CM102。羽根直径が
22センチ程度で、何と言っても向きを90度上向きに固定できるという所が
改造母体としてピッタシ!!と思って購入したものです。
なお、以前ネットで検索した所、遠心脱泡機の自作には包丁研ぎ器をベース
にするのが一般的なようだったのですが、やや価格が高めなのと、回転速度
が急に速くなるだけで調節が難しそう、これに使うシリコン型が大きめに
なりそう、等の理由でこのサーキュレーターを改造母体としました。価格も
税抜き1980円と、もし改造し失敗したうえ、サーキュレーターにも戻せなく
ても諦めの付く程度の価格というのも魅力でした。
…で購入してみて、まず羽根が取り外せるかどうかという所ですが、メー
カー公式には取り外し不可という事でしたが少し力を入れたらスポッと
中心のシャフトから抜けました。もし羽根が取れなかったら羽根そのものを
バキバキ切り離して円盤を直接接着する形にすれば改造できますがそうする
と二度とサーキュレーターとしての使用は無理なので外せて良かったです。
但し、中心にシャフトが5センチ程度突出してますので、上にシリコン型を
載せる円盤を取り付ける時、穴をあけねばならなくなりました。それだけで
なくシリコン型そのものにも穴を開けてシャフトを通すようにしないと
重心が上がり過ぎてしまいまずいと思い、シリコン型にもシャフトを通す
事にしました。
2枚目の写真は、そのシリコン型を入れる用の、上記のバケツより一回り
小さい円筒形のギフトボックスで、やはり100円ショップで購入したもの
です。
これは紙製ですが丈夫で、シリコン型を入れるケースとしてピッタリで
した。蓋にはフランス語で「薔薇色の人生」と書いてありますが何か皮肉
っぽいですがまあ前向きに解釈しましょう^^;。
なお、中に入っている段ボールを半円形に切り出してあるものはシリコン
型の抑えになるもので、これを何枚も切り出すのが非常に面倒でした。
この続きは次回にて。
(続く)
JUGEMテーマ:模型製作
- 2018.05.20 Sunday
- 模型:ガレージキット開発
- 23:15
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- by コウ中村