「浪漫工房」の活動 (29)
まあブログというものは基本的に直近にあった出来事について書いてゆく
のが普通なので、ある程度以前の出来事をなぞって書いてゆくというのも
毎度間が抜けているなぁ…と思うのですが、以前も書かせて頂きました
ように原型の製作に関して現在進行形でブログに書くというのは、他の
メーカーさんと新製品や開発予定品がバッティングした場合や、開発に
予定以上に期間がかかってしまった場合に非常にダメージが大きいので
少々間抜けな書き方をさせて頂いているのです。
まあ、今回の場合、元々11月11日に開催された『プロジェクト144』という
イベントで販売させて頂く予定(自分の中で)だったので9月〜10月半ば
位までは凄い突貫作業をしていて、ブログを書く時間、ブログの為に写真を
撮る時間すら勿体ないくらいだったというのもありますが…。
で、本題に戻らせて頂きますが、10月頭くらいである程度、原型は出来て
いたのです。1枚目の写真がその頃の状態です。
この写真を見ると原型のこの時の状態ですと1/350の方も操舵室が艇本体と
同一部品にするつもりだった事が分かります。これは以前も書かせて頂き
ましたように『シェルキャスト』という特殊なレジン樹脂を素材にして
タイヤキ方式で注型複製しようとしていたからです。
しかしこれはうまくいかず、結局通常の無発泡ウレタン樹脂(ただし3分硬化
型)を使ったアンダーゲート方式による注型をする事にしました。それで
操舵室とその少し後ろの構造物も別パーツという分割にする事にし、原型も
修正したのです。
…と、話は前後しますがこうした製品の原型は、15年くらい前ですと、既
成のプラキットを一部利用してそれを修正して原型にする事もありまし
たが、さすがに21世紀も19年目になろう昨今では駄目という事で、全部
プラ板やプラ屑の積層とプラ棒、パテ、瞬間接着剤から作っています。
厳密にいうとプラ板とプラ棒もメーカー製品ですが、これは材料という
範疇になるでしょう。
2枚目の写真はその主にプラ棒から作ったこのキットの1/350と1/700の魚雷
部品です。お約束で1円玉との撮影です。
(続く)
JUGEMテーマ:模型製作
- 2018.11.23 Friday
- 模型:ガレージキット開発
- 00:21
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- by コウ中村