「浪漫工房」の活動 (33)
さて144即売会から何日か経ち、今年もあと僅かになりましたが、その後
144即売会で新製品として販売させて頂きました「1/350・MAS500級セリエ
2/3/4」の完成見本を製作しておりました。
製作と言っても、144即売までに既に組んで全体にサーフェサーを塗る所
までは出来ておりましたので、主に残っていた塗装が主体となる工程を
進めておりました。
ただし、元々塗装後に接着しようと思っていた部品もあったのである程度
分解してから塗装を始めております。
1枚目の写真はその途中のもので、艇体の主要な塗装をほぼ終えた所です。
今回、迷彩パターンが細かく複雑だったのでマスキングはせず、直接
極細筆等を使って塗り分けをしています。写真はまだリタッチもしてい
ない状態です。
2枚目の写真はある程度全体塗装が終わった所で、更にマスト、旗竿等を
伸ばしランナーと真鍮線を使って接着してゆきます。
3枚目の写真はその接着したマスト類にサフェーサーを塗った所です。
やはりマスキング無しの迷彩塗り分けなので、フチがややグズグズした
感じになっています。この後リタッチしてなるだけ直すつもりです。
4枚目から完成写真です。塗り分けはまだ若干グズグズした感じですが、
これ以上リタッチしていってもキリがないのでそのままです。
5枚目はほぼ横から。中央のマストはキットの図面では垂直にしましたが、
改めてこの型の艇の写真を色々調べてみたら、僅かに後方に傾いている
ようでしたのでそうしました。また飾り台の艇名の部分はPCで黒地に
金色で文字を書いてラベル紙に印刷したものを切って貼ったものです。
6枚目は左舷やや後方から。なお空中線も伸ばしランナーです。
7枚目は右舷やや後方から。なお、キットはややディフォルメして操舵室を
オーバースケールで大きめに部品化しておりますので、気になる方は
一回りくらい、全体的に削られると良いと思います。
8枚目は右舷やや前方から。この艇のこの迷彩塗装時の写真は一枚しか
見つかりませんでしたが、その写真はこれとほぼ同じ角度からのもの
ですが、艇が左舷に大きく傾いているので、その分差し引いて比較すると
面白いかもしれません。
また、WWII時のイタリア艦艇の塗装の特徴とし甲板前部(艦艇によっては
後部も)の紅白の縞模様が上げられますが、一般的に上から見て右下がりの
斜め縞模様になっているようですが、この艇のみ左下がりになってます。
ネットの外国の方の1/35作例では右下がりにしているものばかりだったの
ですが、実艇写真で左下がりに見えたのでそうしました。
作例はあくまでキットの完成見本なので、追加加工は必要最低限という事で
一部のマスト類と空中線の追加のみにしています。
なおこのキットには1/700のオマケがついてますので、それも現在製作中
ですが年内は間に合わないかもしれません。
(続く)
JUGEMテーマ:模型製作
- 2018.12.30 Sunday
- 模型:ガレージキット開発
- 23:10
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- by コウ中村