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「浪漫工房」の活動 (49)

9月29日のモデフェス・アキバまであと3日以内となりまして、やっと組立
説明書と箱画、パッケージロゴ等も描き終わり、印刷して箱も作って箱詰め
しました。

 

cruiserMkIVSeihinPhoto00

 

cruiserMkIVSeihinPhoto01

 

1枚目の写真は印刷が終わったもので、2枚目の写真は箱も作り、その箱の
前に製品を置いてサンプルとして撮影したものです。

今回、箱画の製作方法を前作のMk.IIIの時から若干変化させましたので
それについて書かせて頂きたいと思います。

 

まず写真を参考に線画を描きます。これは前回と基本的に同じですが、
あまり大きくない画(横幅18センチくらい)で細かく描いている感じを出す
為と時間短縮の為に、デリーターの0.03ミリ径のミリペンを主に使い、
更に劇画っぽい感じを出す為に線をやや荒い感じにしました。

 

そして前回は線画を模造紙に印刷して、それに直接水彩絵の具で彩色しま
した。これで若干失敗したな、と思ったのは、絵の具が100均で購入した
安物のせいもあって、完全透明水彩絵の具でなく、半透明水彩絵の具だった
ようである事でした。この結果、黒の実線部の上に塗った所は思った以上に
実線を隠蔽してしまった事、色を重ね塗りした所が予想以上に濃い感じで
モッタリした感じになった事等が重なり、自分が目指した、白の紙の下地を
生かしたサラっとした感じの水彩画、或いはカラーインクで色彩したコミッ
クのような感じに今ひとつならなかった様な気がしたのです。

 

勿論前回は、少なくとも実線部を生かすにはこの水彩画を再度スキャナで
読み込み、事前に読み込んだ実線だけの画をそれに重ねれば良いと思って
やってみたら、水彩画は微妙に紙が彩色の為に収縮してしまったらしく
線がズレまくってどうしようもなかったのです。

 

で、今回、思い切ってトレーシングペーパーを重ねてトレーシングペーパー
だけに彩色し、スキャナで読み込み、お絵描きソフト上で実線画を重ねて
みたのですね。すると、トレーシングペーパーも彩色の乾燥後の収縮で
線画とズレたりシワも現れたりもあったのですが、線が二重になってない
のでソフト上でズレを修正したりリタッチをかけたりするだけで何とか
それらしくなったのです。3枚目の写真がトレーシングペーパーを重ねた
所です。分かり易いように下の線画とズラしてます。

cruiserMkIVPackGraf03

 

まあ、これでほぼ思ったような画が出来ました。まあ大急ぎだったので
色が変になっている部分も若干ありますが、これは今後の課題です。
まあ、トレーシングペーパーを使わなくても普通のコピー紙を使っても
それなりに透けるようなので、それを使ってなるだけ紙の変形を防ぐと
いう手もありますね。

 

全部お絵描きソフトでやってしまうという手もありますが、まあ液晶タブ
レットも持っていないですし、持っていてもここまで筆塗りのタッチを
出したような画を描くのはなかなか難しいかな、とも思う訳です。

 

話は戻ってモデフェス・アキバまであと実質2日…。通常ですと新製品は
サンプル完成品を展示したい所ですが、やはり時間的に厳しいので、今回は
原型の仮組品を展示するか、せいぜい注型品を組んでサーフェイサーを
塗った所までの展示となりそうです。

 

(続く)

 

JUGEMテーマ:模型製作

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    「浪漫工房」の活動 (48)

    さて9月29日のモデフェス・アキバまであと一週間を切りましたので、もう
    そろそろ組立説明書も箱も箱画も完成して販売物のパッケージングまで
    いっていても良い頃ですが、色々忙しくて、現在やっと組立説明書まで
    完成した、という状況です。

     

    で、その写真まで撮影していればそれの説明といきたいのですが、写真を
    撮る間がなかったので今回ももう少し、前回のレジン注型による量産に
    関して続きを書こうと思います。

     

    今回のMk.IVと前作のMk.IIIとの大きな違いがパーツ配置で、前作では
    とにかく部品にうまく樹脂が流れる事を第一に考えて、最も樹脂が流れ易い
    と思われる、樹脂の注型口を部品並びの中央に置く形にしたのです。

    が、今回は圧力鍋改造の加圧脱泡機での脱泡もまあまあうまくいったので、
    以前の魚雷艇の製品でやっていたように注型口を全体の型の端に配置する
    デザインを採用しました。

     

    cruiserMkIVGenkeiPhoto16
    この理由は、1枚目の写真のように、部品全体を一つの枠の中にして、
    100円ショップで購入した縦横約120ミリ×85ミリのサイズのチャック付き
    収納透明袋に入れたい、というのが第一のものでした。

    こうすると一つの製品で袋一つとなる為に、少しでも製品の量産と管理が
    し易くなるのです。

     

    cruiserMkIVGenkeiPhoto17

    で、話は戻りますが、前回に続いて注型してみると、2枚目の写真のように
    左側の車輪、履帯部品の起動輪の端が少し大きく欠けて注型されてしまう
    事が多くなってきました。


    ほんの少しの気泡跡ならまだ商品にする事も可能ですが、ここまで目立って
    欠けてしまうと商品になりません。
    この原因ですが、そもそも車輪と履帯を一体化した部品は複雑な形状に
    なっていた為樹脂の流れが遅く、かつ加圧脱泡した為に上から先に樹脂が
    流れてきてこの部分で空気が抑えられて気泡跡となった為と思われました。

     

    で、これを防ぐため、この部品の中央くらい、湯口が出来ても目立たない
    履帯の下面にあたる所と右のキューポラパーツの枝の部分を繋ぐようにして
    ランナーが出来るようにシリコン型を切り取りました。
    こうする事によりこの履帯部品に早く多く樹脂が流れ込んで気泡跡が出来る
    のを防ぐ事になるだろうと計算しました。

     

    cruiserMkIVGenkeiPhoto18

    3枚目の写真がそれで注型してみたもので、予想通り同じ所の気泡跡も無く
    うまく注型できました。部品そのものの上のランナー部に樹脂の回って
    いない所がありますが、ここは不要部分なのでこれで良しとさせて頂きたい
    と思います。

     

    (続く)

     

    JUGEMテーマ:模型製作

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      「浪漫工房」の活動 (47)

      さて9月も半ばになりまして、今月29日(日曜)に開催を予定されている第9回
      スケールモデラーズフェスティバルまで2週間足らずとなりました。


      で、その日に新発売を予定している1/144巡航戦車Mk.IVですが、何とか
      9月上旬の2週間でシリコン型の完成までもって行けまして、レジン樹脂を
      幾つか流してみる所までも行けました。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto04

      1枚目の写真はまず原型まで出来た所です。これに主砲と主砲同軸機銃部品
      が別部品となります。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto05

      2枚目の写真は今までの製品と同じようにMr.型取りブロックで枠を作り、
      粘土を敷いて原型とランナー代わりのプラ棒を埋めた所です。
      粘土に埋めただけでなく、ランナーと部品の継ぎ目の隙間もパテ等でなる
      だけ塞いでおきます。
      また、今回の製品からシリコン型も圧力鍋改造の加圧脱泡機で脱泡した型に
      しようと思い、圧力鍋に入るように枠の四隅を削っています。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto06

      3枚目の写真はそうして圧力鍋に入れた所です。ほぼピッタリ入ってます。

       

      次にボークスの半透明シリコンを部品がギリギリ埋まる位、重量にして100g
      程度、まずこの片面に流します。最初から片面全部が埋まる量を流さない
      のは、その程度の方が気泡も抜けやすいだろう、という考えからです。
      そして鍋に蓋をして、前回の製品のレジン注型時にしたように、フット
      ポンプで加圧し、脱泡します。今回は、半透明シリコンの特性からして
      レジン注型時ほどは加圧する必要はないだろうと判断し、20回程度と
      やや少なめにフットポンプを押して脱泡しました。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto07

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto08

      4枚目の写真はそのシリコンが硬化した後のもので、予想通り気泡跡は皆無
      となりました。その後再度シリコンを、今度は170g程度流し、シリコン型の
      片面を完成させます。5枚目の写真がそれで、同じように脱泡したので
      やはり気泡跡はありません。ただ、表面は、脱泡しなかったものより余計に
      細かい凸凹が多く、波を打ったようになるようです。これは恐らくシリコン
      の中で発生した泡が加圧によって表面に上がり、そこで弾けるものが多く、
      その最中に硬化していったからだと思いますが、大きく歪んだりしている
      訳ではないので問題無いと思います。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto09

      そして圧力鍋から出してひっくり返し、粘土を慎重に剥がします。6枚目の
      写真です。この写真ではまだ細かい粘土が残ってますので慎重に取って
      ゆきます。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto11

      その後、片面に離型剤を塗って同じように半透明シリコンを2回に分けて
      流し、脱泡して硬化させます。7枚目の写真がそうして硬化させて圧力鍋から
      出し、枠を外した状態です。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto12

      そして両側に分けて、中身を出します。8枚目の写真がそれで、予定通り
      気泡跡も無く、綺麗な型が出来てます。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto13

      その後再度型を合わせて直径0.9ミリの針金で縛り圧力鍋改造の加圧式脱泡
      機に入れてレジンを注型し、加圧脱泡して硬化させます。9枚目の写真が
      硬化直後、圧力鍋の蓋を開けて撮影したものです。レジンには前回の製品に
      使用したものと同じ3分硬化型の物を使っています。

      なお圧力鍋の中の段ボール製クランプも前回の製品で使ったものを基本的に
      再利用し、今回のシリコン型の厚みに合わせて追加分も入れています。

       

      そして型を外して中身を出して大成功…と思ったら、注型口から一番遠い、

      肝心の車体部品の後方1/4程度、にレジンが回っていません。10枚目の
      写真です。

      cruiserMkIVGenkeiPhoto14

       

      この原因は何かと考えたのですが、まず車体部品への湯口が小さすぎて、
      レジン樹脂が回りきる前に硬化してしまったという事が考えられました。
      そこで車体部品への湯口を出来る限り大きくします。といっても写真では
      分からない程度です。
      2番目に注型口に近い部品の空気抜けのランナー部が量的に多過ぎて、この
      方に樹脂がより勢いよく回ってしまい、車体部品の後方まで樹脂がいき
      きらなかった、という事も考えられましたので注型口に近い方の空気抜け
      ランナー部は2本ほど、プラ棒で塞ぐことにしました。

       

      更に樹脂がより勢いよく流れるよう、注型口から樹脂を流した直後にブロ
      ワーを使って空気を吹き付けて樹脂を押さえるようにしました。この
      ブロワーは小型の掃除機と兼用のもので、掃除機の後ろ側の排気口に専用の
      管を取り付けてブロワーとして使えるもので、色々便利です。

       

      cruiserMkIVGenkeiPhoto15

      それでやってみてシリコン型を外したら、若干ランナーの外側にはみ出る
      ようにバリが多く出来たものの、うまく車体部品にも樹脂が回って、注型
      成功した硬化物が出来ました。11枚目の写真です。これならバリを取れば
      そのまま製品に出せますので、次以降もこの調子で、いや、バリがもっと
      出ない感じになって、よりうまく注型出来て欲しい所です。

       

      尚、どうもブロワーから空気を吹き付けなくてもうまくいくみたいなので、
      そうして製品を生産するようにしました。と、かなり長くなりましたので
      続きは次回で書かせて頂きたいと思います。

       

      (続く)

       

      JUGEMテーマ:模型製作

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